[野菜の学校]④伏見とうがらし
「京の伝統野菜の条件の一つは、明治以前から京都で栽培されていること」と、今回講師としてお話してくださった、京のふるさと産品協会常務理事の太田善久さん。
伏見とうがらしは、江戸時代の『毛吹草』に、畿内・山城の古今名物として挙げられている「唐菘(タウガラシ=トウガラシ)」ですから、まぎれもなく京の伝統野菜です。
- ナス科トウガラシ属
- 正式名称は「伏見甘長とうがらし」で別名「ひもとう」「伏見甘」
- 日本のとうがらし類の中では最も細長い品種で、長さ10cm~15cm、先端は尖っている
- カルシウムはししとうの約2倍含まれている
- 食物繊維、ビタミンCが豊富
- 柔らかで辛味がない
■伏見とうがらしのつくだ煮
京のふるさと産品協会のレシピ集を参考にして作りました。
- 伏見とうがらしは縦半分に切ってタネを取り除く。
- 醤油と酒を煮たてた鍋に入れ、炒りつける。
- 汁がなくなったら花がつおを加え、みりんで風味をつけて仕上げる。
伏見とうがらしは「甘長」と呼ばれますが、ときどき辛いものに当たることがあります。それを、食べる前に知りたい。
『野菜を見分けるコツ百科』(西村和雄著・七つ森書館)によると
甘長とうがらしは先端がとがっているのが辛くないが、先端が丸くなると辛くなる。とうがらし類は縦の伸びが優先し、縦伸長が停止するころ横方向に太る。横方向に太りだすと辛味が増加するという傾向にある。
へーぇ、そうなんだ。こんどチェックしてみよう。
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