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2010年5月21日 (金)

[野菜の学校]④伏見とうがらし

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「京の伝統野菜の条件の一つは、明治以前から京都で栽培されていること」と、今回講師としてお話してくださった、京のふるさと産品協会常務理事の太田善久さん。
伏見とうがらしは、江戸時代の『毛吹草』に、畿内・山城の古今名物として挙げられている「唐菘(タウガラシ=トウガラシ)」ですから、まぎれもなく京の伝統野菜です。

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■配布資料から

  • ナス科トウガラシ属
  • 正式名称は「伏見甘長とうがらし」で別名「ひもとう」「伏見甘」
  • 日本のとうがらし類の中では最も細長い品種で、長さ10cm~15cm、先端は尖っている
  • カルシウムはししとうの約2倍含まれている
  • 食物繊維、ビタミンCが豊富
  • 柔らかで辛味がない

■伏見とうがらしのつくだ煮
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京のふるさと産品協会のレシピ集を参考にして作りました。

  1. 伏見とうがらしは縦半分に切ってタネを取り除く。
  2. 醤油と酒を煮たてた鍋に入れ、炒りつける。
  3. 汁がなくなったら花がつおを加え、みりんで風味をつけて仕上げる。

伏見とうがらしは「甘長」と呼ばれますが、ときどき辛いものに当たることがあります。それを、食べる前に知りたい。
『野菜を見分けるコツ百科』(西村和雄著・七つ森書館)によると

甘長とうがらしは先端がとがっているのが辛くないが、先端が丸くなると辛くなる。とうがらし類は縦の伸びが優先し、縦伸長が停止するころ横方向に太る。横方向に太りだすと辛味が増加するという傾向にある。

へーぇ、そうなんだ。こんどチェックしてみよう。

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