[野菜の学校]①京たけのこ
[野菜の学校]の重要なコンセプトのひとつは「食べて知る」。まず、京都の孟宗竹を中心に食べくらべをしようと、各地のたけのこを集めました。
■京都の孟宗竹
京のブランド産品に認定されているたけのこ。皮の色が薄く、色白で上品な美人です。こんなに違うのか、と驚きました。
以下、配付資料から
- 孟宗竹
- 京たけのこは色が白く、肉厚でやわらかく、えぐみが少ないのが特徴
- たんぱく質は3.6g/100g。チロシン(690mg)を多く含む。チロシンは酵素によりホモゲンチジン酸というアクの成分になる
- 亜鉛1.5g、食物繊維2.8g/100g
京のたけのこと食べくらべるために用意したたけのこたちは
■山形県 庄内の孟宗竹
鶴岡は孟宗竹の北限。この町の一人当たりたけのこ消費量は、ダントツ日本一だそうです。
■石川県 加賀の孟宗竹
金沢市農産物ブランド協会が認定した加賀野菜のひとつ。皮の色など。京たけのこの次に薄い。土地によって見た目もずいぶん違います。
■東京都 八王子の孟宗竹
[野菜の学校]大澤敬之校長のお宅に生えていたたけのこ。
■千葉県 山武郡の孟宗竹
[野菜の学校]受講生、小川次郎さんが送ってくださったたけのこ。小川さんは<野菜と文化のフォーラム>の会員で、千葉山武郡の大きな農家です。私たちスタッフは、よくお邪魔して、ごちそうになります。
■山形県 庄内の月山筍
中部地方以北の、標高700m以上の山に自生するネマガリダケ。なかでも「月山筍」は、月山の標高1000m以上で採れる貴重品です。
■鹿児島県 三島村の大名竹
「大名竹」は、琉球竹、カンザン竹、タイミン竹という3種類のたけのこの総称。この3つ、見分けがつかないくらいよく似ているそうです。
届いた量が少なく、展示のみ。食べくらべはできませんでした。
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