八百屋塾③行者菜
- 行者にんにくは、昔、修験者が荒修行の際に精力をつけるために食べたといわれる山菜だが収穫までに5年かかり、収穫期間は2週間ほど。簡単に手に入る野菜ではなかった。
- 行者菜は、宇都宮大学農学部が行者にんにくとにらを交配させて育成した野菜。にらと同様、約1年で育ち、収穫期間は約4か月が見込まれている。
- 2006年4月に試験栽培スタート。山形県長井市の農家7人が産地化を目標に、育苗から株の生育まで適応性を試験。
- 2007年6月1日更新の<やまがたアグリネット(山形県運営)>には、「新しい野菜“行者菜”がデビュー!」という見出しで、2006年に定植した行者菜が収穫できるようになり、5月11日から出荷が始まったという記事がある。
というわけで、まだ登場して間もない野菜。 - 成分的には、行者菜は行者にんにくより硫化アリルの含有率が高い。硫化アリルは疲労回復や殺菌効果があるだけでなく、生活習慣病予防が期待されている。また、にらと比べて、ビタミンAとビタミンBは15%、葉酸は20%多く含まれている。葉酸は貧血や動脈硬化の予防、神経細胞の働きを維持する効果があることから認知症予防にも役立つと注目されている物質。
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