[野菜の学校]①加賀野菜
加賀野菜と京野菜は、ブランドの成立に大きな違いがあることがわかりました。まず、サポートしている自治体が違う。加賀野菜は金沢市、京野菜は京都府です。やはり「市」と「府」では、予算も影響力も違うでしょう。
そもそも加賀野菜保存懇話会を発足させたのは、青果業の小畑さんと種苗業の松下良さんたち民間が中心で、自治体はこの動きに敏感だったとはいえないようです。この点、京野菜は若手料理人「芽生会」から最初の動きが始まりましたが、京都府はそれを受けてブランド対策係を任命。5月の〔野菜の学校〕の講師にも来てくださった、太田善久さんというたいへん力のある方を初代係長として、推進していきました。
いま、石川県では能登半島の「能登野菜」もブランドとして成立させようとする動きがあります。ただし、加賀野菜の条件は「1945年(第二次世界大戦終戦の年)以前から作られてきたこと」と決められていますが、一方、能登の伝統野菜は「概ね30年以上の栽培歴史があること」。小畑さんによると、風土も文化も「金沢周辺と能登とはまるで違う」とのことです。なるほど「県」では括れないのでしょうね。
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