[野菜の学校]②加賀太きゅうり
「加賀太は昭和11年(1936年)に金沢市の農家が栽培したのが始まりで、富山県高岡市にもある」と小畑さん。
あ、そうなんだ。今回、富山の太きゅうり「高岡どっこ」を、比較のために取り寄せようとしたのですが、無理だった。もとはまったく同じ太きゅうりなんですね。
それを、金沢では小畑さんたちが「加賀太」というブランド野菜に育てた。ただの太きゅうりと加賀太きゅうり。ありがたみが全然違います。
■配付資料から
- ウリ科
- 煮食用の東北の短太系きゅうりの種子を譲り受け、近在の野菜農家7人に分けて栽培したのが始まり
- 白いぼ太キュウリ。節成りにはならず、株当たりの収穫は10数果
- 果長22~27cm、果径6~7cm、1果重700g~1kg ※今回は2本で940gでしたから、加賀太としては大きくなかった
- 水分96%
- カリウムが豊富で、尿の量を増加させるので、むくみやだるさをとる利尿剤として利用
- 日持ちがよい(1週間程度)
- 皮は硬いのでむき、種をとる。生食、加熱して食べる
- 果肉が厚く、しまっていて、独特の香りとほんのりとした甘味、苦味がある。瓜に近い味
- 肉質が緻密なので、加熱しても煮崩れしにくい
- 生でサラダ、酢の物、漬物など
- 加熱して炒め物、煮物、蒸し物、あんかけ、肉詰め、スープの具など冬瓜と同じように使える
■試食
金沢の夏の味「太きゅうりのあんかけ」です。とても美味でした。
- 加賀太は皮をむき、タネを取って半月に切る。鶏もも肉はそぎ切り。エノキと椎茸は食べやすく切る
- 出しにキノコ、鶏肉を入れ、火が通ったら、酒、薄口しょうゆで調味
- 加賀太を加え、3~4分煮る
- 水溶き片栗粉を加えてできあがり
- おろし生姜を添えて供する
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