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2010年6月21日 (月)

[野菜の学校]⑦食べくらべ

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6月の[野菜の学校]のテーマは加賀野菜。食べくらべは、加賀太きゅうりに対して、一般的なF1きゅうり、在来種の伝統的きゅうり、ウリの3種類。それぞれ、生をカットしたもの、塩をまぶしたものの2種類。加賀太については果皮のついているものとむいたものを用意しました。(上の写真は右から左へ、加賀太、F1、在来種、白うり)。

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いろんな意見が出ましたが、加賀太を生で食べることに抵抗がある人はいませんでした。むしろ、「生の食感がいい」「塩とのなじみがいい」「ゼリー部分をいかして料理したい」など、好意的な感想が多く、講師の小畑文明さんは「金沢では生では食べませんよ。加賀太は煮て食べるものと決まってます」とびっくりしていらした。
京野菜の水菜は大株で加熱して食べるのが本来の姿だったけれど、小さく作って生食に向く食材に変えたことがブレークにつながったといいます。洗ってカットするだけで食べられる野菜って、やっぱり人気があるんですね。加賀太きゅうりも煮て食べなくては加賀料理ではない、などといわず、生でサラダに使える、とPRしてもいいのかもしれません。

■F1きゅうり
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一般的なきゅうり。可もなく不可もない、食べ慣れた味です。

  • 元西きゅうり
  • 品種:シルフィー(久留米原種研究会)
  • 産地:秋田県 JA羽後
  • 特徴・来歴:ブルームレスきゅうり

■在来種きゅうり
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昔のきゅうりのよさがあるという人もいましたが、苦みを指摘する人が多かった。「ブルーレスと比べ、あえて半白を残す理由はあるのだろうか」という人も。ユニークな姿に対しても、やや否定的な意見が多かったようです。

  • 半白きゅうり
  • 品種:固定種
  • 産地:奈良県 類農園
  • 特徴・来歴:果皮の半分が白い。かつてはよく作られた黒イボ系の品種

■ウリ
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私は生でサラダに入れることが多いのですが、生でも案外いけるという人もいて、そうかフツーは漬けものにするんだと。独特のねっとりした食感がきゅうりと違う、うりときゅうりはぜんぜん別物なので比較できない、という意見も。

  • 干潟白瓜
  • カメリア あずまみどり
  • 産地:千葉県 千葉みどり干潟
  • 特徴・来歴:奈良漬け用の代表的品種

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