木の芽
[野菜の学校]7月は江戸東京野菜を取りあげるので、高広青果のヨシエさんといっしょに、足立区のつまもの農家の状況を見学させてもらいました。
最初にうかがったのは、木の芽を作っている横田夏夫さんのお宅。
木の芽というのは山椒の芽です。ということは知っていましたが、庭にフツーに育っている山椒の木の芽ではないんですね。ハウスで苗木から1回だけ収穫される、貴重な葉っぱなんです。知らなかった。
苗を植えて若い芽が出たら収穫して出荷。その後、この木は大きく育つことなく抜かれて、処分されてしまいます。そして、次の新しい苗が植えられて、芽が出たら収穫。びっくりだ。「木の芽」とは、それはそれは贅沢なものなんだね。
■箱詰め
繊細な木の芽を一枚ずつ箱に並べていきます。フーッ、たいへん!
■やっと見つけた緑色の細いスティック
葉っぱの上にはセロハンのような透明シート、それを緑色の細いスティックで押さえます。「こうすると、逆さになっても動かないから傷まない。この細いのがなかなかなくて、やっと探したんだ」。なるほど。
■横田さんのお庭に育っていた山椒の木
商品にされる「木の芽」は、この葉っぱとはまったく別物です。「この芽はかたすぎる」と横田さん。そうか…。
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コメント
私も本当に驚きました。
1回収穫だけなんて・・・・
知らないことばかりです
投稿: Ritsuko | 2010年7月 8日 (木) 22時52分
■Ritsukoさん
お店で売っている木の芽を見て、
とんでもなく高いと思ったことがあります。
でも、今回見学して、なるほど、と思いました。
投稿: クサマヒサコ | 2010年7月 9日 (金) 08時07分