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2010年7月 8日 (木)

木の芽

Kinome02
[野菜の学校]7月は江戸東京野菜を取りあげるので、高広青果のヨシエさんといっしょに、足立区のつまもの農家の状況を見学させてもらいました。
最初にうかがったのは、木の芽を作っている横田夏夫さんのお宅。
木の芽というのは山椒の芽です。ということは知っていましたが、庭にフツーに育っている山椒の木の芽ではないんですね。ハウスで苗木から1回だけ収穫される、貴重な葉っぱなんです。知らなかった。

■ハウスで栽培されている木の芽
House02

House03
苗を植えて若い芽が出たら収穫して出荷。その後、この木は大きく育つことなく抜かれて、処分されてしまいます。そして、次の新しい苗が植えられて、芽が出たら収穫。びっくりだ。「木の芽」とは、それはそれは贅沢なものなんだね。

■箱詰め
Hakozume02
繊細な木の芽を一枚ずつ箱に並べていきます。フーッ、たいへん!

■やっと見つけた緑色の細いスティックKinome03
葉っぱの上にはセロハンのような透明シート、それを緑色の細いスティックで押さえます。「こうすると、逆さになっても動かないから傷まない。この細いのがなかなかなくて、やっと探したんだ」。なるほど。

■横田さんのお庭に育っていた山椒の木Tree02
商品にされる「木の芽」は、この葉っぱとはまったく別物です。「この芽はかたすぎる」と横田さん。そうか…。

■山椒の実もなっていました
Sansho01

■横田夏夫さん
Yokotasan
横田さんのハウスには、よく小学生が見学に来るそうです。「足立区のつまもの」の勉強ですね。私たちと同じだ。

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コメント

私も本当に驚きました。
1回収穫だけなんて・・・・

知らないことばかりです

投稿: Ritsuko | 2010年7月 8日 (木) 22時52分

■Ritsukoさん
お店で売っている木の芽を見て、
とんでもなく高いと思ったことがあります。
でも、今回見学して、なるほど、と思いました。

投稿: クサマヒサコ | 2010年7月 9日 (金) 08時07分

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