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2010年7月11日 (日)

福島市笹木野「大内果樹園」

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「おいしい梨を作る果樹園に行ってみませんか」とお誘いを受け、東北新幹線に乗りました。目的地は福島駅からクルマで20分くらい、笹木野というところにある「大内果樹園」です。このあたりは明治時代から梨が栽培され、「萱場(かやば)梨」として知られていたとか。
考えてみると、梨の季節になると茨城や埼玉から「幸水」や「豊水」が届き、他の産地は「二十世紀」の鳥取くらい。福島は知りませんでした。もちろん「萱場梨」も初耳です。
※上の写真は「幸水」。

果樹園主の大内孝さんに、園内を案内していただきました。緑色の光の中に、かわいい梨がたくさんなっています。栽培されている梨は8種類。8月下旬の「幸水」の収穫に始まり、「豊水」、「ゴールド二十世紀」、「あきづき」、「ラ・フランス」。11月の「新高」、12月の「王秋」、「秋峰」まで、次々に実っていくわけです。

収穫は天候によって変動しますが、順番に並べてみました。
■幸水 収穫:8月下旬~9月上旬
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■豊水 収穫:9月上旬~9月下旬
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■ゴールド二十世紀(無袋栽培) 収穫:9月中旬~10月上旬 03nijuseiki02

■あきづき 収穫:9月中旬~10月上旬
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■ラ・フランス 収穫:10月上旬 ※出荷は10月20日以降07lafrance03

■新高 収穫:10月中旬~11月上旬02niitaka02_2

■王秋 収穫:11月~12月
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■秋峰 収穫:年内 ※出荷は2月~4月
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■コンフューザー
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赤いチューブのなかには、梨につくヒメクイムシとモモシンクイムシのメスが出すフェロモンと同じ物質が入っているのだそうです。オスを混乱させて、繁殖させない。だから、使用する農薬が少なくなるというわけです。

■大内孝さん
Ouchisan
果樹園主の大内孝さん。土作りは、米ぬか、魚カス、菜種カス、鶏糞などの有機発酵肥料が主体。コンフューザー(上の写真)利用で農薬散布を減らす努力をしているほか、殺菌剤の代わりに「未来エキス」という活性剤を使用し、病原菌の繁殖を抑えるなど、食味だけでなく、安全性にも神経を配り、最近は肥料をできるだけ減らす試みをしているそうです。

■お値段
いただいた資料に販売価格が載っていました。

  • 「幸水」「豊水」「ゴールド二十世紀」「あきづき」
    ・5㎏:2800円 ・10㎏:5200円 ・送料別途
  • 「新高」
    ・5㎏:3200円 ・10㎏:5700円 ・送料別途
  • 「ラ・フランス」 要予約:10月10日まで。
    ・5㎏:3200円 ・送料別途 

■大内果樹園
〒960-8057 福島市笹木野字内畑15-2
TEL&FAX 024-556-0363

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