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2010年8月30日 (月)

八百屋塾(1) かぼちゃ

Tenji06
8月の[八百屋塾]のテーマはかぼちゃ、講師はタキイ種苗の新久紀先生です。興味深いお話をいろいろしてくださいました。

かぼちゃの仲間はみんなアメリカ大陸原産ですが、場所によって違うキャラになったのだそうです。日本で一番人気のホクホク系「西洋かぼちゃ」は中央アメリカから南アメリカの高原地帯、戦時中を思い出すという方もいる「日本かぼちゃ」は中央アメリカから南アメリカの熱帯地方、ズッキーニやそうめんかぼちゃなど「ペポかぼちゃ」は北アメリカ。入ってきたルートと時代をまとめると、こうなります。

  • 西洋かぼちゃ:中央アメリカから南アメリカの高原地帯→日本(明治時代)
  • 日本かぼちゃ:中央アメリカから南アメリカの熱帯地方→ヨーロッパ→東南アジア→日本(1550年までには入っていたといいますから、戦国時代以前)
  • ペポかぼちゃ:北アメリカ→ヨーロッパ→中国→日本(大正時代)

なるほどね、起源はひとつで広がっていくうちにその土地の気候風土に合わせて変化していったのか、各地で同時多発的にかぼちゃの変種が発生したのかわかりませんが、かぼちゃのバリエーションがすっきり整理されました。

※以下、登場したかぼちゃたち。説明は配付資料を中心に

▼みやこ(西洋系)
01miyako02

  • 産地:北海道 JA新函館森
  • 特徴:園研育成。販売はサカタ。えびすと並ぶ西洋系主力品種で、えびすよりやや小ぶり、粉質が強い。

▼ET(西洋系)
02_et02

  • 産地:北海道 南幌青果
  • 特徴:園研育成。イーは園研のE、ティーは栃木のT。みやこと栃木烏山の中山かぼちゃとの交配から生まれた粉質のかぼちゃ。ややとがったETのようなかたちになる。

▼こふき(西洋系)
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  • 産地:北海道 大利根青果
  • 特徴:福種品種。皮に光沢があり、非常に肉厚で強粉質。切り口の形状が栗の形に類似しているところから命名。

▼えびす(西洋系)
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  • 産地:北海道
  • 特徴:北海道、ニュージーランドの主力品種。

▼在来種・小菊(日本系)
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  • 産地:石川県 北国青果
  • 特徴:現在は生産者も入荷量も少ない。果肉が粘質でねっとりした味わいがあり、煮くずれしない。

▼坊ちゃんかぼちゃ(西洋系)
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  • 産地:熊本県 JA宇木
  • 特徴:みかど協和種苗育成品種。肉質は粉質で甘みが強いミニかぼちゃ。まるごとラップでくるみ、電子レンジで6~8分加熱すれば火が通る。形をいかし、詰め物料やプリンにも。

▼打木赤皮甘栗かぼちゃ(西洋系)
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  • 産地:石川県 JA石川
  • 特徴:加賀野菜。西洋系ながら、粘質でしっとりした味わい。

▼すくなかぼちゃ(西洋系) ※写真なし→こちらをご覧ください

  • 産地:岐阜県 JA岐阜
  • 特徴:飛弾野菜。皮が比較的硬くなく、カットしやすい。

▼白みくり(西洋系)
11siromikuri02

  • 産地:不明
  • 特徴:「みくり」は「味栗」から。白い果皮が特徴。超粉質系で、比較的あっさりした味。

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