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2010年9月15日 (水)

野菜の学校(2) 神楽南蛮

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[野菜の学校]の9月は長岡野菜を取りあげました。長岡野菜の回がなぜ9月になったかというと、神楽南蛮の季節だからです。

神楽南蛮は、2004年の新潟中越地震で崩壊した山古志村の産物。
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Yamakosi200302
▲上の写真2枚は2003年の山古志
私は<NPO 野菜と文化のフォーラム>の旅行で2回、長岡野菜を見学に行っています。1回目は2003年、2回目は2009年。この間に震災がありましたが、山古志は復活していました。ただ、神楽南蛮の畑は姿を変えていた。前の記憶は、緑深い谷間のような傾斜地にある狭い畑でしたが、昨年行ったときには平らに開けた畑。周囲には真新しい住宅が点在していて、別のところのような感じがしました。

今年は、9月まで異例な高温が続き、神楽南蛮も収穫量が少なかったとのことです。

01kagurananban07

※以下は配付資料から

  • ナス科 トウガラシ属、カプサイシンを含む辛み種
  • シワのよったゴツゴツした形が神楽獅子の面に似ていることから「かぐら」という名がついたといわれる
  • 普通のピーマンより一回り大きい肉厚のとうがらし
  • 旬は7~9月
  • カリウム、ビタミンA、B、C、食物繊維を多く含む
  • カプサイシンのピリッとした辛味は、夏バテ予防の食欲増進効果、食中毒、殺菌効果がある。カプサイシンを摂取すると胃の粘膜にある受容体が刺激され胃の粘膜の血流量がアップし、結果、胃を保護する粘液の分泌が促進されるため胃炎を予防できるといわれる。ただし少量でよく、摂りすぎには注意が必要
  • 種とその周囲の白い綿の部分が辛い部分。これを取り除けばピーマンと同じように使える
  • 夏野菜と塩もみして生食。素揚げ、みそ焼き、しょうゆ漬け、味噌漬け、まるごと甘辛く煮て、甘露煮など
  • 二つ割にして種をとり、生のまま冷凍できる
  • 南蛮味噌、かんずりなどに加工される

▼ナマで試食
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▼ピーマンのように肉詰め
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このほか、鈴木圭介長岡野菜ブランド協会会長おすすめの「神楽南蛮とじゃことの炒め合わせ」も試食ましたが、写真が撮れてなかった。去年、長岡に行ったときにあまやち会館の食事にも出た料理です。

このブログでは、下記で「神楽南蛮」について書いています。
▽神楽南蛮の冷凍
http://vege.way-nifty.com/vegetable/2009/10/post-bb15.html
▽長岡野菜(続)
http://vege.way-nifty.com/vegetable/2006/09/post_b080.html
▽ぼたんこしょう
http://vege.way-nifty.com/vegetable/2006/08/post_acc0.html
▽五十市
http://vege.way-nifty.com/vegetable/2009/10/post-7001.html

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