野菜の学校(5) えのもとれんこん
2009年に長岡へ行ったときも晩生種「だるま」には早すぎ、早生種「えのもと」を試食しました。そのときから「だるま」を食べてみたいと思っているのですが、ほとんど地元に消費されて、あまり県外には出ない、と聞きました。
▼お話をうかがった元気のいい大口れんこん組合長さん
<れんこん> ※配付資料から
- ハス科ハス属
- れんこんはハスの地下茎が肥大したもの
- 原産地はエジプト、インドとも中国ともいわれる
- 中国系のダルマ種は、色が白く、節が太く肉厚で、サクサクとした歯切れの割りに柔らかい
- 長岡市中之島の大口地区は、石油や天然ガスが吹き出し、稲作には向いていないが、れんこん栽培には適している。そこで、大正時代の末ごろかられんこん栽培が行われてきた
- でんぷんを多く含み、でんぷんに包まれたビタミンCは加熱に強い。カリウム、亜鉛、鉄なども多く含む
- 鉄分の吸収を助けるビタミンB12を含み、造血ビタミンのビタミンB6も含むので、貧血予防に効果がある
- れんこんを切ったときにひく糸はムチン。胃壁を保護し、たんぱく質や脂肪の消化を促す
・切ったときに茶色になるアク成分はタンニン。消炎や止血作用があり、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、鼻血などによいとされる - 内部に空洞があり、いくつかの節に分かれているが、節の長さは品種によって異なる
・輪切りにすると穴が多数空いていることから「先を見通す」ことに通じ縁起が良いとされ、正月のおせち料理にも用いられる - 皮をむき、加熱して食べる
- アクが強く、切り口が空気に触れると白色から茶色に変色する
- すりおろして団子、蒸し物、揚げ物などにするともっちりした食感に
- ゆっくり煮るとねっとり、むっちりとした食感になる
- さっとゆでてサラダなどに。ゆで湯に酢を加えると白く、シャッキリゆであがる
- さっと炒めて酢レンコンや炒めなます、きんぴらに
▼ゆでて試食
2009年に長岡へ行ったときの試食と基本的に同じです。ゆでて七味唐辛子+しょうゆで食べる。それもよかったけれど、何もつけないでもいいの。素材が美味なのでした。
「えのもとれんこん」については、下記の項目でも書いています。
▽大口れんこん
http://vege.way-nifty.com/vegetable/2009/10/post-1dd0.html
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