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2010年9月11日 (土)

島バナナ

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あら珍しい、島バナナだ。
思わず買い物かごに入れました。

Simabanana03
島バナナって、香り高く美味でスゴイ貴重品、と聞きます。
沖縄の人たちは、お盆のお供えには必ず島バナナを用意するとか。輸入バナナよりも高価なのは、とてもおいしいけれど、台風や害虫に弱く、生産が安定しないからだそうです。

島バナナは、沖縄の庭や畑の隅によく生えていて、栽培されているというよりは、自生しているという感じらしい。といっても、もちろん沖縄が原産地というわけではなく、原種は1870年頃に小笠原から入ったものだろう、という推定もある。で、「小笠原亜種」。

島バナナは熟して黄色くならなければ食べられない、青いうちは食べないように、と書いてあります。どんな風に食べられないんだろうと思い、皮をむいてみました。でも、剥けないんだ、これが。強引に剥くと、薄いスジスジがはがれました。果肉は現れず、本体の表面はスジスジがはがれた跡のスジスジ。どこまで皮でどこからが果肉なのか、わかりません。ちょっと切ってみてかじったら、かたくて何ともいえぬまずさ。ヒェ~。

残りはバナナハンガーに下げておきました。その後暑い日が続き、気がついたらシュガースポットだらけ。アッいけないと思って、急いで食べました。皮が薄くて剥きにくい。酸味は思ったより少なく、ねっとりとやわらかく甘い。いちばん特徴があるのは、独特の香りです。「柑橘系」という人もいるけど、もっと濃くて強い、甘い香りがしました。Simabanana06
1本約80g、長さは10㎝前後。

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