八百屋塾(1) まつたけ
出川さんのお話では、アジアには4種類、欧米には3種類のまつたけがあるそうです。
- アジアのまつたけ
(1) まつたけ:マツ科に共生。香りがある。
(2) まつたけもどき:マツ科に共生。香りはほとんどない。
(3) バカまつたけ:ブナ科に共生。香りがある。
(4) ニセまつたけ:ブナ科に共生。香りがない。 - 欧米のまつたけ
(1) 欧州まつたけ:モロッコ産など
(2) アメリカまつたけ:カナダ、アメリカ産
(3) トリコローマ・ナウセオーサム:北欧産
ただし、まつたけをこれほど珍重するのは日本だけです。北欧ではまつたけに「ナウセオーサム(=イヤな匂いのする)」という名前をつけるくらい、ありがたくないきのこだったとか。「日本へ輸出して今やそれがおカネになるのですから、向こうの人は喜んでいるでしょう」と出川さん。
一方日本人は、マツ科でないきのこにも「まつたけ」をつけてしまう。よほどまつたけが好きなんですね。ウィキペディアには、「まつたけ」と呼ばれるきのこのリストがありました。下記はそのコピペ。
- 同属
・マツタケモドキ (T. robustum (Alb.&Schw.:Fr.) Ricken sensu Imaz.)
・バカマツタケ (T. bakamatsutake Hongo)
・ニセマツタケ (T. fulvocastaneum)
・シロマツタケモドキ (T. radicans Hongo) - 属が異なるもの
・カブラマツタケ (Squamanita umbonata (Sumst.) Bas) (単生することが多い。根本がカブのように膨らんでいることで識別可能)
・ヤナギマツタケ (Agrocybe cylindracea)(ヤナギの木に生える。幼菌時に微かにマツタケの匂いを発する。栽培もされている。)
・オオモミタケ (Catathelasma imperiale)(マツタケと呼ばれることがある)
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