野菜の学校(5) 飛騨赤かぶ
■配付資料から
- アブラナ科アブラナ属の越年草
- アフガニスタン原産のアジア系と、中近東から地中海沿岸原産のヨーロッパ系との2変種に分かれる
- 飛騨紅丸かぶは扁平で大型のかぶ。果肉はとても緻密でしっとりとした食感
- 旧高山市・丹生川村を中心に栽培。丹生川村は、古くは八賀郷と呼ばれ、赤紫色の丸かぶ「八賀かぶ」が作られていた。1918年に「八賀かぶ」の突然変異による紅色のかぶが発見され、その中から形が丸く色鮮やかなものを選抜したものが「飛騨紅かぶ」で、漬物に最適
- 「飛騨紅かぶ」は、2002年度「飛騨・美濃伝統野菜」に認定された
- かぶは実と葉で栄養がかなり違う。実は消化酵素のアミラーゼ(ジアスターゼ)があるものの多くは水分、葉は緑黄色野菜でカロテン、ビタミンC、K、鉄、カルシウムなどを豊富に含む
- 赤かぶの成分値は河内赤かぶを参照したところ、わずかにカロテンが0→3μg、鉄が0.3→0.6 程度で白いかぶと大差はなく、見た目の違いほどには成分はかわらないようである
- かぶは生でサラダやあえもの、酢の物、漬物にしたり、加熱して煮る、焼く、炒めるなどさまざまな料理に使える
- かぶの煮物をする場合、特に春先のかぶは実が柔らかく、余熱でも柔らかくなり煮崩れしやすくなるので、やや固めの状態で火を止めるとよい
- 赤かぶは外側は赤色だが、中は白。その色合いを生かして浅漬けなどで食べるが、時間をかけて漬物にしたり酢漬けにすると中までピンクに染まり、きれいな漬物になる
- 飛騨で有名な「赤かぶの漬物」は塩で長期熟成したもので、酸みと深みがあるのが特徴
[野菜の学校]のスタッフは9時半から作業を開始しますが、それでは漬ける時間が足りないと、高山から甘酢漬けをつくって来てくださいました。
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