« 幅広いんげん | トップページ | 長峰のベジタリアンコース »

2010年10月 1日 (金)

りんご「シナノピッコロ」

Sinano_piccolo04
果樹研究所が主催する「第6回くだもの新品種プラットフォーム」で紹介された「シナノピッコロ」。150g~200gという一人で食べきれる大きさ、皮ごとまるかじりできるサイズのりんごです。昨年10月の長野県果樹試験場では、同じようなサイズの「シナノプッチ」などとともに試食コーナーに並んでいました。

Sinano_piccolo03
会場で配られた資料にあったシナノピッコロの特徴は次の通り。

  • 手のひらサイズのりんご シナノピッコロ
    ・昭和54年(1979年)に長野県果樹試験場で「ゴールデンデリシャス」に「あかね」を交雑して育成
    ・平成18年(2006年)7月に種苗法に基づき、品種登録
  • 特徴
    ・色と味のよい小玉りんご
    ・果実重は150~200gとまるかじりして食べきれるサイズ
    ・甘酸適和で芳香があり、まるかじりで皮が気にならない
  • 収穫期
    ・成熟期は9月中下旬、「つがる」より2週間程度遅い
    ・日持ち性は常温で2週間程度。冷蔵で1ヵ月程度

Sinano_piccolo05
1コいただいて帰りました。計ってみると145g。確かに「ひとりで1個まるかじり」できます。こんなりんごがあったらいいと思います。ただ、気になるのは値段です。作る人にとって、大きくても小さくても、育てる手間はそれほど違わないのではないでしょうか。でも、だからといって小さいりんごが大きいりんごと同じ値段で売れるとは思えません。
市場関係の方のご意見が、市場流通にはのらないのではないか、というのはそこに理由がありそうです。シナノピッコロは、いまはもっぱら学校給食などに使われており、ふつうのお店では売られていないのです。
「いったい、適正な値段って、いくらぐらいなんだろう」と思い、聞いてみました。畑から消費者の手に届くまでのルートによって違うのでしょう。生産サイドの方は「何とも言えない」というお返事でした。
「じゃあ、逆にいくらなら買いますか」と尋ねられて、さて困った。ほんとうは「150円くらい」と言いたい。でもそれはきっと、高いなぁ。消費者代表としての意見を問われているような気分になって、作る人には申し訳ないけれど「100円くらい…」と答えました。が、同席した友人は「100円は高いよ。うちのそばのスーパーマーケットなら、大きいりんご5個1袋で何百円もしないよ」と言う。そうか。100円でも高いのね。でも、それじゃ作るほうは合わないだろうなぁ。

Sinano_piccolo06
シナノピッコロは、かたくてジューシーでおいしかった。近くで売っていれば、私は応援する気持ちで値段はあまり気にせずに買うと思います。
帰りに品川駅にあるクイーンズシェフに寄ってみると、「つがる」が1コ230円。「ほら、ふつうのりんごが230円だよ。シナノピッコロは100円じゃ安いと思う」と私。「でも、100円以上だったら私は買わない」と友人。
一般的に売り出すには、「モノのサイズと値段は比例する」という関係イメージを打ち破るコンセプトが必要です。それは何だろうと考えているのですが…。

|

« 幅広いんげん | トップページ | 長峰のベジタリアンコース »

グルメ・クッキング」カテゴリの記事

果物(梨・りんごなど)」カテゴリの記事

」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/125662/49611887

この記事へのトラックバック一覧です: りんご「シナノピッコロ」:

« 幅広いんげん | トップページ | 長峰のベジタリアンコース »