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2010年10月29日 (金)

シャインマスカット競宴

先月開かれた「くだもの新品種プラットフォーム」。10月も終わりそうなのであわててまとめました。
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本格的な生産が始まった「シャインマスカット」は5つの県から登場。下記はそれぞれの県の資料から抜き出したものです。

▼山形県
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  • 栽培面積:約30ha(2009年)
  • 9月中旬~10月下旬に収穫・出荷。各産地では貯蔵後の出荷が検討されており、その場合12月中旬ごろまでの販売が可能
  • 房重600g以上、果粒重13g以上、糖度18%以上を目標として、試験場の研究成果などを活用しながら目標クリアにむけて栽培管理の習得に研鑽を行っている

▼山梨県
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  • 出荷量:10t以上見込み(2010年度)
  • 普通加温栽培では6月上旬から、露地栽培では8月中旬から出荷が可能
  • 果粒重18g、糖度18%を目標に、食味の良い果実の生産出荷を目指している

▼長野県
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  • 栽培面積:45ha(2009年) 出荷量:15t(2009年)
  • 収穫時期は、加温栽培では7月上旬~8月中旬ごろ、露地栽培では9月上旬~10月上旬ごろ。貯蔵によって11月ごろまで販売が可能
  • ・房重500~550g、果粒重12~14gと大粒で、糖度19%以上の果実を目標としている
  • カラーチャートによって、未熟な果実の出荷を防いでいる

▼島根県
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  • 出荷量:10~20t見込み(2010年)
  • 普通加温栽培では6月上旬から、露地栽培では8月中旬から出荷が可能
  • 房重600~800g程度、粒径25mm以上、糖度18度以上のものを秀品として出荷

▼岡山県
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  • 栽培面積:19ha(2009年)
  • 7月中旬(加温栽培)~10月下旬
  • 糖度は18度以上
  • マスカット栽培で養った高度な技術を活かした房形状、ボリューム、粒重

まとめてみると、このようになります

  • 栽培面積、出荷量の比較は難しいが、トップは長野か?
  • 島根・山梨⇒長野⇒岡山⇒山形の順に出荷が始まる
  • 長野は糖度19%以上、その他の県は糖度18%以上を基準としている
  • どの県も房の重さ、粒の大きさを重視している

このほか登場した果物は、ぶどう「オリエンタルスター「ナガノパープル」「オーロラブラック」「瀬戸ジャイアンツ」「サニードルチェ」。くり「ぽろたん」、りんご「ファーストレディ」「シナノピッコロ」。

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