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2011年2月24日 (木)

[八百屋塾](1) かぶ

S01
2月の八百屋塾のテーマはかぶ、ほうれん草、菜花、中晩柑。お話はかぶ。講師はみかど協和の椿さんです。

▼こかぶ
S3101

  • 産地:千葉 JA東圧
  • 品種:CR白冷・CR雪冷
  • 特徴:関東一円に分布するヨーロッパ型の白かぶ。

▼聖護院蕪
S3201

  • 産地:京都 全農京都
  • 品種:早生大かぶ・京千枚
  • 特徴:京の伝統野菜。「千枚漬け」で知られる、アジア型の大かぶ。

▼黄かぶ
S3401

  • 産地:愛知 やままつ鈴木
  • 品種:在来種?
  • 特徴:明治初期に導入されたヨーロッパ型のかぶ。

▼日野菜

S3601

  • 産地:滋賀
  • 品種:在来種
  • 特徴:藩主の居城近くに野生していたかぶを漬けものにしたのが、栽培の始まりという。滋賀県蒲生郡日野名産のアジア型かぶ。「日野の桜漬け」として有名。

▼赤かぶ
S3501

  • 産地:滋賀
  • 品種など不明ですが、『野菜』(青葉高著・法政大学出版局)によると、滋賀の赤かぶのうち、葉柄や葉脈まで赤くなるのは「蛭口かぶ」「彦根かぶ」など。今回展示された赤かぶはそのどちらか、かもしれません。

▼芽かぶ
S3801

  • ふつう「メカブ」というと、わかめの根に近い肉厚の部分を指しますが、これは芽蕪。「芽かぶら」とも呼ばれる、(たぶん)若どりのかぶです。「お吸いものの椀だねにする」と、プロ向けの八百屋さん「果菜里屋(かなりや)」社長、がまちゃん。

▼チーマ・ディ・ラーパ
S3901

  • チーマ・ディ・ラーパは、イタリア語で「かぶの先端」という意味とか。オレキエッテという耳の形のパスタといっしょにゆで、アーリオ・オーリオで和える料理が紹介されてます。南欧でよく使われる葉っぱらしい。(⇒チーマ・ディ・ラーパ)

▼ルタバガ(スェーデンかぶ)
S4001

  • 日本に入ってきたのは明治時代。主に飼料用として使われてきたといいます。ヨーロッパ大陸では第一次世界大戦の食糧難のとき食べたので、いまでも人気がないといいます。(⇒ルタバガ)

▼ビーツ
S4105

  • ロシア料理「ボルシチ」に使われるビーツ。赤かぶと呼ばれるが、アカザ科で、かぶ(アブラナ科)ではありません。赤のほか、白、黄色のビーツが登場。黄色いビーツは、よこはま青果塾の藤岡輝好委員長にいただいたことがあります。オーブンで焼いたら、とても甘く、確かにアカザ科の匂いがしました。(⇒ビーツゴールド)

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