野菜の学校(2) 深浦雪にんじん(続き)
▼もっとも多く作られ、一般的な品種「向陽2号」
[野菜の学校]初のブラインドホールド・テイスティングでした。[野菜の学校]や[八百屋塾]ではなぜブラインドにしないのか、以前から不思議に思っていました。ともあれ、受講生からも支持されて、よかった。
品種の当てっこ的なおもしろさもありますが、品種、産地、栽培方法などがわかっていると、先入観となって評価に影響しないとはいえません。ブラインドは、そうした情報に左右されない評価ですから、比較的公正といえます。自分自身のベロメーターの評価にもなりますし。
このところ寒い日が続き、根菜類は品種、栽培を問わず、おいしくなっています。この3品種も、甲乙つけがたい印象でした。発見は、作りやすさをターゲットに開発された(といわれている)向陽2号が思いがけずすぐれているということ。
■試食は2種類
▼雪にんじんのサラダ
ドレッシングは、ワインビネガー、塩、コショウ、オリーブオイル。バジル(乾燥)が効いています。
▼雪にんじんジュース
「ジューサーはスゴイ音がするから、講義が始まる前に作らなくちゃ」「でも、時間が経つと色も味も変わってしまうよ」「ダイジョーブたよ」「そうかなあ」というやりとりをしつつ、それでもどうしても味を見てもらいたくて用意した。残っていなかったので味はわからず。
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コメント
実は先日のよこはま青果塾では、国産と中国産をブラインドで食べ比べをしました。好みの集計をしたら 面白い結果でした。
投稿: よこはま青果塾委員長 | 2011年2月13日 (日) 14時19分
■藤岡さん
いつか八百屋塾でも、同じような食べくらべをしたことがあります。
そのときはもちろんブラインドでなく。
そうすると、国産の野菜はぜーんぶよくなっちゃうの。
それでいいんだろうかと思いました。
国産のほうがおいしく感じていることはホントかもしれない。
でも、それは国産だと知っているからなんじゃないか。
私自身は、外国産もけっこうやるなぁと思っていたので
みんなの否定的な意見が意外でした。
と同時に、それじゃ日本の農業は駄目になっちゃうとも思った。
外国産を感情的にならずに評価できなくちゃ。
国産なら無批判によいというのは、ちょっとまずい。
ブラインドで食べくらべるべき、と思ったのはそのときです。
投稿: クサマヒサコ | 2011年2月13日 (日) 23時09分