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2011年2月27日 (日)

[八百屋塾](4) ツケナ類

S02
2月の八百屋塾のテーマ、かぶや菜花の仲間だから、と東京青果の澤田さんが用意してくださったのがツケナの資料と野菜です。

正確には、ツケナではなくツケナ類。アブラナ科アブラナ属の不結球野菜の総称です。ということはとても数が多い。
芦澤正和先生監修の『花図鑑・野菜』(草土出版)では、ナバナ、タカナ、カラシナを除き、カブを含めています。また、青葉高先生は『野菜』(法政大学出版局)で、タカナ、カブを除いている、など、ツケナ類に含まれる野菜に関する考え方も一つではありません。
『花図鑑・野菜』では

  • ハタケナ類
  • コマツナ類
  • ミズナ類
  • 体菜(たいさい)類
  • 不結球ハクサイ類
  • 別種のナタネ(洋種ナタネ)

よく「漬菜」と書いてあることがありますが、ホントはマチガイらしい。ただ、音から入って「漬菜」と書くマチガイが多いので、通用してるから、まぎらわしい。
また、「ツケナ」は「菘」と書くと聞いていましたが、青葉高先生の『野菜』や『野菜の日本史』では、「菘」は「ツケナ」ではなくその一部で、「アオナ」というルビ。『古事記』下巻の仁徳天皇の段に登場する「菘菜(あおな)」が紹介されています。

原産地は中央アジアからヨーロッパで、ツケナとして発達したのは中国。日本に入ってきたのた奈良時代以前。小松菜や野沢菜をはじめ、各地でさまざまな地方種が育ったのも、栽培の歴史が長いからでしょう。わりあい新しく入ってきた菘は、青梗菜、タアサイ。

▼ゆきな
S4101

  • 産地:宮城県 JA名取岩沼
  • 「雪菜」は、宮城県や山形県など東北地方で、冬に雪の中で栽培されるツケナ類の一般名称らしいのですが、山形の雪菜は、宮城県の雪菜とは姿も味も違います。 ⇒雪菜

▼からし菜
S4202

  • 産地:千葉県
  • 青葉、芦澤両先生は、ツケナとは分けている

▼つまみ菜
S4301

  • 産地:茨城
  • つまみ菜は、雪白体菜を早採りしたもの。もとは大根や白菜、かぶ、漬け菜、小松菜などの間引き菜を利用

▼京菜
S4402

  • 産地:不明
  • 京菜とはミズナのこと。前に関東の京菜と比べたことがあります。⇒京菜の東西

▼山東な
S4601

  • 埼玉県 JA南彩岩槻
  • 漬けものにする「山東菜」とはずいぶん姿が違いますが、同じ不結球ハクサイ。べか菜とも呼ばれる(『花図鑑・野菜』)。

▼もみ菜
S4702

  • 産地:不明
  • 大根葉ですが、葉を食べるために作ったもののようです。

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