[野菜の学校](8) 黒皮かぼちゃ
以下は配付資料から
<プロフィール>
- ウリ科 カボチャ属、つる性一年草
- 熱帯アメリカ原産で、カンボジアから渡来したためこの名がある
- かつて熊本、宮崎が主産地で早出し栽培をしていた黒皮かぼちゃを、熊本農業試験場が改良・普及させた
- 熊本の風土に良く合い、日本食との相性がよい日本かぼちゃ
- 出荷時期は2月~6月
- 黒皮の特徴ある外観、ゴツゴツとして、表面に深い溝のある形を菊の花に見立て、菊かぼちゃとも呼ばれる
- 日本かぼちゃは以前各地で特産品が作られるほど栽培が盛んであったが、日本人の嗜好や食生活の変化に伴って人気が衰退し、栄養価が高く、甘みのある西洋かぼちゃの占める割合が大きくなった
<栄養・効能>
- エネルギー49kcal、三大抗酸化ビタミンであるβカロテン700μg、ビタミンC16mg、E2.1mg(ビタミンE総量)も多い(日本かぼちゃ)。
- 西洋かぼちゃ100g中91kcalに比べると、エネルギーや炭水化物が約半分。水分が多く粘質
- ビタミンA、C、Eは相乗的に働いて活性酸素を撃退し、細胞を若々しく保ち、動脈硬化やガンなどの生活習慣病を予防する働きが期待されているビタミン
<基本調理法・料理例>
- 煮る、揚げる、炒めるなど、ほとんど加熱して食べる。日本かぼちゃはだしをたっぷり含ませた煮ものとして食べることが多い
- 黒皮かぼちゃは甘みが少なく、淡白なあじわい。ほどよい粘りがあり、形崩れしにくい
- 火通りがよく、だしがしみ込みやすいため、肉、魚などいろいろな食材と合わせてもなじみやすく、熊本では高級食材として料亭などで使われている
●黒皮かぼちゃ
かぼちゃをきちんととったお出しで煮た煮もの。かぼちゃの和種は、かぼちゃを食べているというより、おいしいお出しを食べている、といった感じです。
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