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2011年6月15日 (水)

[野菜の学校](1) 愛知野菜

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[野菜の学校]6月のテーマは愛知野菜です。本命の伝統野菜は天候不順で思ったように揃わず、特産野菜もあれこれ登場。こんなにいろんな愛知野菜が市場に出回っているのか、とあらためて思いました。

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お話は、愛知県農林水産部の永田美智恵さんと、自由が丘のイタリアン「ヴィコレット」オーナーシェフの渡邊貴夫さん。料理人にお話しいただくのは新しい試みです。

永田さんの愛知伝統野菜のお話。その条件は次の通り。

  1. 今から50年前には栽培されていたもの
  2. 地名、人名がついているものなど愛知県に由来しているもの
  3. 今でも種や苗があるもの
  4. 種や生産物が手に入るもの

この条件を満たしているかどうかをチェックするのは愛知県。平成14年度(2002)から選定が始まり、現在21品目35品種が選ばれています。

関連するホームページを紹介してくださいました。

このほかに個人のブログもあり、愛知伝統野菜のネット情報はなかなか豊富。盛んに栽培されているという印象があります。
でも、伝統野菜を、プロの農家が市場に出荷するために生産するのは、やはりむずかしい。近ごろ私たちが伝統野菜を手に入れられるのは、家庭菜園のような規模の畑から直売所に出すというルートが確立されたからですし、そのタネが残っていたのは、農家が自家用に作り続けたから、という話をよく聞きます。
愛知県が、「あいちの伝統野菜」をつくっちゃおう、と、タネの入手から作り方まで情報提供しているのも、プロ農家の作物として成立させるより、家庭菜園的に残すほうが現実に即しているというわけです。

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