[野菜の学校](4) 白花千石(ふじまめ)
「白花千石豆」は一般的にはふじまめ。加賀野菜の「加賀つる豆」と同じものです。フツー(かどうかわからないが、私が出合った限りの)ふじまめはちょっとクセのある匂いがするのですが、今回の白花千石豆は素直な印象のさやまめでした。
以下は配付資料から
<プロフィール>
- マメ科フジマメ属。アフリカ、アジアが原産地。愛知では甚目寺町が産地。
- 千石船の帆の形に似ていること、収量が多いことから千石という名がつけられたといわれる。
- つる性でさやは淡緑色、やわらかく適度な香気がある。
- 種子は熟したもの、若いもの、双方食べられる。熟した種子は堅い外皮で覆われているため、料理の際は長時間加熱し、何度か水を換えてゆでる。
<栄養・効能>
- ふじまめの栄養はエネルギー33kcal、タンパク質2.5g、カリウム250mg、食物繊維4.4g/100g(文部科学省、食品成分データベース)。
- 食物繊維が便秘解消。カリウム、タンパク質などを含むため、高血圧予防に働く。
<基本調理法・料理例>
- ゆでて胡麻和えやサラダに、なすや油揚げなどと煮てもよい。
- 7月、相撲の名古屋場所が始まる時期に収穫が始まり、この季節の代表野菜として食べられてきた。冷麦、そうめんの副菜として、胡麻和え、お浸しなどにして特有の香りを楽しみ、初夏の訪れを感じる野菜。
試食は、ゆでた千石豆に八丁みそベースの甘みそを添えて。
- 白花千石豆600g
- 八丁味噌150g
- みりん90cc
- 砂糖大さじ3
- 千石豆のへたをとり、ゆでる
- 八丁みそは、みりんと砂糖を加えて摺る
- 1に、2の甘みそを添える
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