[野菜の学校](8) つまもの
「つまもの」は、たいていお料理屋さんのお皿にのります。昨年の[野菜の学校]でとりあげた江戸東京野菜の一つ、足立区の「つまもの」は、近くに料亭街があったことが産地として成立した要因だった、と聞きました。名古屋市近郊では大正時代から大葉の生産が行われてきたというのも、そんな事情があったのでしょう。
いまは、「料亭街の近く」という条件は必要ありません。むしろ、ハウスなど一年中栽培できる施設があること、保冷庫や低温輸送など鮮度を保つ施設や物流のしくみが確立していることが重要です。愛知県の三河地方が全国有数のつまもの産地になったのも、そうした条件を整えていったから、とのことです。
名古屋からいらした講師の永田美智恵さんは、守口漬けとかりもりの奈良漬けを差し入れしてくださいました。そこで、調理班は、生産高日本一という豊橋産大葉を混ぜ込んだごはんを作りました。
▼守口漬け(上)と奈良漬け(下)
| 固定リンク
「グルメ・クッキング」カテゴリの記事
- こうち食べる通信08(2021.03.15)
- 真室川伝承野菜図鑑~雪国を耕す(2021.02.04)
- SEED VOL.18 (2021.01.28)
- パプリカペースト「アイバル」(2020.08.05)
- ティラミスチョコレート(2020.07.21)
「食」カテゴリの記事
- はじめまして牧野野菜です。(2021.08.02)
- こうち食べる通信08(2021.03.15)
- 真室川伝承野菜図鑑~雪国を耕す(2021.02.04)
- SEED VOL.18 (2021.01.28)
- パプリカペースト「アイバル」(2020.08.05)
「野菜の学校」カテゴリの記事
- 伊吹大根のぬか漬け(2020.06.25)
- 日本の野菜(2020.01.06)
- てるぬまかついち商店の干しいも(2019.06.13)
- 宴の野菜度 銀座「長崎しっぽく浜勝」(2019.02.20)
- 「牧野野菜」の試食(2018.04.15)
「伝統野菜・地方野菜」カテゴリの記事
- はじめまして牧野野菜です。(2021.08.02)
- こうち食べる通信08(2021.03.15)
- 真室川伝承野菜図鑑~雪国を耕す(2021.02.04)
- SEED VOL.18 (2021.01.28)
- 伊吹大根の「ぜいたく煮」(2020.06.30)
「野菜(香辛野菜)」カテゴリの記事
- 大江戸味ごよみ 9月4日(水)早稲田みょうが(2019.09.04)
- 大江戸味ごよみ 8月31日(土)早稲田みょうが(2019.08.31)
- 宴の野菜度 麻布十番「更科堀井」(2019.05.25)
- サクイイ!(2016.07.10)
- ハーブ農園「ニイクラファーム」見学(2016.07.10)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント