[野菜の学校](5) 網干(あぼし)メロン
以下、配付資料から
<プロフィール>
- 日本古来のマクワ瓜(梨瓜群)と洋種メロンとの交雑で生まれたといわれる甘い露地メロン。江戸時代、新宿鳴子宿名物だった鳴子瓜によく似ているという。大正年間(1921)より栽培され、昭和2~3年頃これを網干メロンとして出荷したらしい。昭和10年頃兵庫県立蔬菜採種場で改良。
- 6月末から8月中旬ごろまで収穫。
- 果重150g前後のだ円形で、果色は緑白色で浅い条溝が10条程ある。果肉は淡緑色で、香気高く、甘味は強く糖度15~16度(最高級のネットメロンが16度程度)。甘いが、後味がさっぱりとしているのが特徴。
- 肉質は歯切れ良く、熟果は肩の部分に輪状のネットを生ずる。
- 露地物、ハウス栽培物がある。
<栄養・効能>
- まくわうりのエネルギーは32kcal/100g。
- カリウムが280mgと多く、ビタミンB類を含む(食品成分データベースより)。
<基本調理法・料理例>
- 生食。
- 畑でヘタが離れるのを待って、完熟果を収穫する。熟した果実を皮やタネごと丸かじりして食べても柔らかく、小さいタネも気にならずおいしい。
- 兵庫県姫路地方ではお盆のお供物になくてはならない瓜だった。
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