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2011年11月28日 (月)

[野菜の学校](5) 仙台長なす

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[[野菜の学校]11月は仙台伝統野菜がテーマです。仙台長なすは有名な品種で、「日本全国なす自慢」にも登場しました。

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△大きく育てることもできるが、漬けものにするのは小さいうち。

今回の講師、渡部憲明さんは、さまざまな仙台の野菜について興味深い資料を用意してくださいました。以下はその資料から

  • 言い伝えによると、仙臺藩祖伊達政宗公が文禄の役(1592~1593年)に出陣した帰り、博多港に立ち寄った藩士が持ち帰ったもので、博多長茄子と祖先を同じくする品種。東北地方で栽培されている間に長茄子としては極早生の品種になった。
  • 明治初年、伊達家は農業を振興するために仙台養種園を設立。その1900年(明治33年)の記録には「仙台細長と仙台太長との2系統に分けて採種」とある。
  • 養種園の吉野平八氏の著書によると
    明治39年頃「仙台付近多く長茄子を産す。地方の人これを珍しとして移植すればたちまち形を変ず。これ他は概ね丸茄子を栽培するを以てなり云々」
    当初は仙台付近だけで栽培されたものと推測される。明治40年に宮城県立農事試験場で茄子の品種比較試験が行われ、仙台長が宮城県に適した品種と認められた。
  • 形状は長茄子で、大きくなると果皮が堅くなり、果色も赤紫色に変化。幼果は黒紫色で細長く、ヘタ下は着色しない。ヘタは小さく小さなトゲがある。
  • 漬け茄子として最上。一夜漬けは、長さ8~10cm、直径が1.3~1.5cmぐらいの若いうち収穫し、塩漬けにし、そのまま切らずに盛る。
  • 一説には南部長から改良された品種ともいうが、南部長よりさらに細長く、果実の先が尖っている。
  • 3月上旬に播種し、5月中下旬に定植。収穫は早朝の涼しいうちに行う。
  • 浅漬けが主であるが、古漬け、汁のみ、天ぷら等にも。
  • 自家採種して、独自の品種として種子を保存している人もいる。

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