[野菜の学校](1) 滋賀の伝統野菜
滋賀県といえば琵琶湖。古代から交通や運搬に使われ、ここで獲れる魚介はよく食膳にのぼりました。天智天皇が築いた大津京も湖畔にあったといいます。
滋賀伝統野菜の定義がいつごろ決まったのか、先生のお話を聞き漏らしましたが、定義は次の通り。
- 原産地が滋賀県内である
- おおむね明治以前から導入の歴史がある
- 外観、形状、味などに特徴がある
- 種子の保存が確実に行われている
下調べしたところ、滋賀県には特徴のあるかぶがたくさんあります。そこで、かぶを中心に、山芋、鮎河菜、勉強することにしました。
長先生のレジュメには13種類のかぶが載っています。北から
- 山かぶ(長浜市余呉町)
- 入江かぶ(米原市)
- 赤丸かぶ(米原)
- 小泉かぶ(彦根市)
- 大藪かぶ(彦根市)
- 信州かぶ(藍住町)
- 日野菜(日野町)
- 北之庄菜(近江八幡市)
- 兵主(ひょうず)かぶ(野洲市)
- 矢島かぶ(眞理山師)
- 蛭口かぶ(高島市マキノ町)
- 万木かぶ(高島市安曇川町)
- 近江かぶ(大津市)
このうち、[野菜の学校]にやってきたのは、1「余呉の山かぶ」、3「米原の赤丸かぶ」、7「日野菜」、8「北之庄菜」、12「万木かぶ」の5種類。それぞれの個性的な美しさに圧倒されました。
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