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2011年12月17日 (土)

[野菜の学校](1) 滋賀の伝統野菜

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12月の[野菜の学校]は、滋賀県を取りあげました。講師は「滋賀の食事文化研究会」の長朔男(おささくお)先生。「湖国で生まれ育った野菜あれこれ」と題してお話しくださいました。

滋賀県といえば琵琶湖。古代から交通や運搬に使われ、ここで獲れる魚介はよく食膳にのぼりました。天智天皇が築いた大津京も湖畔にあったといいます。

滋賀伝統野菜の定義がいつごろ決まったのか、先生のお話を聞き漏らしましたが、定義は次の通り。

  • 原産地が滋賀県内である
  • おおむね明治以前から導入の歴史がある
  • 外観、形状、味などに特徴がある
  • 種子の保存が確実に行われている

下調べしたところ、滋賀県には特徴のあるかぶがたくさんあります。そこで、かぶを中心に、山芋、鮎河菜、勉強することにしました。

長先生のレジュメには13種類のかぶが載っています。北から

  1. 山かぶ(長浜市余呉町)
  2. 入江かぶ(米原市)
  3. 赤丸かぶ(米原)
  4. 小泉かぶ(彦根市)
  5. 大藪かぶ(彦根市)
  6. 信州かぶ(藍住町)
  7. 日野菜(日野町)
  8. 北之庄菜(近江八幡市)
  9. 兵主(ひょうず)かぶ(野洲市)
  10. 矢島かぶ(眞理山師)
  11. 蛭口かぶ(高島市マキノ町)
  12. 万木かぶ(高島市安曇川町)
  13. 近江かぶ(大津市)

このうち、[野菜の学校]にやってきたのは、1「余呉の山かぶ」、3「米原の赤丸かぶ」、7「日野菜」、8「北之庄菜」、12「万木かぶ」の5種類。それぞれの個性的な美しさに圧倒されました。

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