宴の野菜度022 銀座「農家の台所」
◇レストラン情報の仕事をしている方と、年末の銀座でお食事をしました。取材をかねて(たぶん)、選んでくださったお店です。
◇新しいビルの上階。2つあるエレベーター前には行列ができており、3回待ちでした。さすが銀座は賑わいが違うと思いましたが、前の年までとはやはり状況が違い街全体にお客が少ないとのこと。バブルの頃の年末は、深夜過ぎにタクシーが拾えなくてたいへんだったけれど、そんな話はここ何年も聞きません。昨年末はさらにシュリンクしていたわけです。
◇「農家の台所」、私は初めてです。国立にできたときから噂を聞いていましたが、銀座はどんなかしらと思いつつエレベーターを降りると、おしゃれではあるけれど素朴っぽくて、イメージの「農家の台所」な入り口が見えました。
◇レストランに入る前に、売店スペースがあり、野菜や加工品を売っています。お店全体のインテリアはもちろんウッディ。レストランはけっこう天井が高い感じがしてよかった。
◇通された席は、ガラス窓に向かって座るベンチシート。ベンチの背が高いので、座ると個室のようなクローズドな雰囲気です。カップルが夜汽車の車窓から外を(銀座のビルの裏側だけど)見ながら食事するシーンってところかな。
◇常連客のような顔をしたいのだけれど、お鍋つきのビュッフェという仕組みがよくわからず、ただ座って待っていればいいのか、どこまでフロアのスタッフにお願いしてよいのか、こういう場合、お客としてとる態度はどうあるべきか…など思いつつ、ぼんやりメニューを見ると、「120分」という文字が踊っている。ああ、急がなくちゃいけないんだ。
▼鍋
ほどなく、スタッフが鍋をセットしてくれた。このスープが、3種類のだし汁を黄金比率でブレンドしたもの。お肉とお魚がのったプレート、鍋用の野菜も運ばれてきた。ここまでは用意してくれるらしい。
▼ビュッフェのサラダバー
◇「ビュッフェ」というメニューには、サラダバー、大皿料理、ごはん、味噌汁、たまご、紅ズワイガニ。全部ついているのですが、「プラス鍋」になると、そうは食べられない。サラダバーでサラダを作り、鍋用に紅ズワイガニをピックアップしただけ。
▼こはく茸
栽培しているきのこをポットごと運んできて、鍋の上ではさみでカットしてくれる(別料金)。なかなかのパフォーマンスです。「こはく茸」って初めて聞きましたが、茶色いえのき→「野生の(といってる)」えのきに似てると思ったら、やっぱり野生種だそうだ。栽培されているけどね。
▼トマトマみかん
温州みかんとトマトリキュールのカクテル。「畑のカクテル」シリーズの一つ。ぜんぜんお酒っぽくない。これ、危険なのかな。
◇結局何を食べたのか、あまり印象に残ってないけれど、考えてみると野菜度は★★★★くらいだったと思う。
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