1月の八百屋塾 (2) 庄内あさつき
村上さん産のお話から
- 「あさつき」は、ネギやニンニクの仲間。
- 東京の「あさつき」は、薬味に使う細いねぎのこと。JAそでうらで作っているのは、茎の部分を食べる。
- 昔から自家採種で作ってきた在来野菜で、冬期、雪の中から掘って収穫する。
- 青物のない冬の期間の貴重なビタミン源。
- 初めて東京へ出荷したのは昭和50年(1975年)代。当時、農家が収穫していたのは黄色い芽。これを東京に出荷したところ、黄色いので評判がよくなかった。青いものを要求され、今のような青と白が半々の状態になった。それには雪の中から掘り起こしたものを、ハウスの中で光をあてて、緑の部分を伸ばす。
- 「あさつき」のハウスに入るとすごい匂いがするが、そこで作業をしている人たちは、風邪をひかないという。体にいい成分が含まれているのではないか(昨年中国に行ったとき、ねぎやたまねぎの加工場でも同じような話を聞いた)。
- 8月頃、非常に暑い時期に植える。収穫は寒い時期に雪の中から掘り起こす。どちらも非常に大変な作業。皮むきや根切りなど、手間がかかる。生産の中心を担っているのは高齢者なので、出荷調整をもっと簡単にできればありがたい。
| 固定リンク
「グルメ・クッキング」カテゴリの記事
- 真室川伝承野菜図鑑~雪国を耕す(2021.02.04)
- SEED VOL.18 (2021.01.28)
- パプリカペースト「アイバル」(2020.08.05)
- ティラミスチョコレート(2020.07.21)
- トラウベンモスト(2020.07.20)
「食」カテゴリの記事
- 真室川伝承野菜図鑑~雪国を耕す(2021.02.04)
- SEED VOL.18 (2021.01.28)
- パプリカペースト「アイバル」(2020.08.05)
- ティラミスチョコレート(2020.07.21)
- トラウベンモスト(2020.07.20)
「八百屋塾」カテゴリの記事
- 宴の野菜度 押上「よしかつ」(2019.06.28)
- ガイニマイナ&マゲニマイナ(2019.03.04)
- 後関晩生、ごせき晩生(2019.02.04)
- きのこブックス(2016.12.17)
- 八百屋塾 まだまだ、なす③グローバルな個性派(2015.07.21)
「伝統野菜・地方野菜」カテゴリの記事
- 真室川伝承野菜図鑑~雪国を耕す(2021.02.04)
- SEED VOL.18 (2021.01.28)
- 伊吹大根の「ぜいたく煮」(2020.06.30)
- 伊吹大根のぬか漬け(2020.06.25)
- 「さつま菜」、あらため「細尾菜」(2020.04.30)
「野菜(葉菜類)」カテゴリの記事
- 「さつま菜」、あらため「細尾菜」(2020.04.30)
- かわさき菅の「のらぼう」-続々(2020.04.21)
- かわさき菅の「のらぼう」-続(2020.04.20)
- 江戸東京野菜の「のらぼう菜」(2020.04.13)
- のらぼう菜づくしの蕎麦御膳(2020.04.12)
コメント