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2012年1月17日 (火)

出雲おろち大根

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渋谷に用があってウロウロしていた東急デパートで、島根物産展が開かれていました。漆の工芸品などが並んでいてるなか、「高校生が作りました!」という呼び声に足を止めると、「出雲おろち大根」という、やたらひげ根を伸ばしているだいこんがいました。

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印袢纏を着たかわいい女の子たちが売っています。その脇で「この子たちが作ったんですよ~」と隣で声を張り上げているのは、どうやら先生らしい。君たち高校生なのね。写真を撮らせてもらいました。
▼松江農林高校の生徒たち
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「昨夜、島根から来ました。今日一日だけで~す!」と先生。

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家に帰って調べてみると、伝統野菜のような姿と名前のだいこんだけれど、登録されたのは2011年7月11日という新しい品種「スサノオ」。下記はネットに出ていた記事

島根大学の農業生産学科植物育種学分野の小林伸雄教授が,島根県出雲地域に自生するハマダイコンを育種素材として,2003年より品種改良を進めてきた島根原産の辛味大根で,2008年に島根大学の育成品種として発表し,2008年7月に品種登録申請,2008年8月より種子の販売・管理を行い,島根県内生産者の育成と一般普及を進めてきました.

なるほど。
[野菜の学校]に来てくださった「ひょうごの在来種保存会」の山根成人さんのお話にあった「未来の伝統野菜を創る」という企て。その土地で栽培されたものだけが大きく太って、しかもやわらかく生で食べられる、特別な八角オクラを「これが未来の伝統野菜」と紹介してくれました。

山根さんは、伝統野菜の定義を、山形在来作物研究会の江頭宏昌先生から引用します。

ある地域で世代を超えて栽培者によって種苗の保存が続けられ、特定の用途に供されてきた作物の品種・系統をその地域の在来作物という。

将来この条件を満たすように、世代を超えて保存され、独特の食文化を育むことができれば、伝統野菜になるわけです。それが、「未来の伝統野菜を創る」ということ。とすれば、この「出雲おろち大根」もその候補ですね。

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