宴の野菜度037 築地市場内「魚四季」
◇食生活ジャーナリストの会の幹事会は夕方からはじまり、その後食事。といってもお酒が入るのですが、水産市場関係の幹事から魚食普及を推進する提案がなされ、いつも喜んで参加します。今回は、築地市場内にある居酒屋「魚四季」で。
◇まず「おすすめ」と珍しいボトルがドン!大震災で被災した浦霞のもろみを使った焼酎だそうです。とてもやさしい味。一瞬日本酒みたいと思いましたが、やがて焼酎らしくなりました。
▲上の写真は本格焼酎「希望の夜明け 2012 復興元年 浦霞」
箱にはこう↓書いてありました。
2011年3月11日に発生した東日本大震災では、私たちのふるさとの風景を大きく変えてしまいました。弊社でも建物・設備に小さくはない被害がありましたが、当時、地震と津波で傷ついた弊社仕込蔵の中では数多くの醪(もろみ)が発酵しており、その大多数はライフラインが停止した厳しい環境のなかで為すすべがありませんでした。
時間の経過とともに醪たちの発酵は進み、懸命の復旧作業のなかで、私たちは浦霞が醸す本来の日本酒の品質とは異なるものになっていくのを、ただ見つめていました。
すべて破棄せざるを得ないのか。しかしながら「被災した醪たちを何とか活かしたい!」という強い思いからこの醪たちを原料とした本格焼酎を製造することとなり、関係者の尽力により生まれ変わることができたのです。
この本格焼酎は「再生 」への希望の結実であり、震災を乗り越え明日に向けて前進する浦霞の証です。復興に向けて長い道のりを歩み始めた被災地に思いを馳せていただきながら、その穏やかな香りと柔らかな味わいをご賞味ください。
◇このあと、青のリ汁とおにぎりをいただいた。魚食を普及するための活動なので野菜度はやはり低く、★★。
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