[野菜の学校](6) ファーベとそら豆
以下は配付資料から
<プロフィール>
- マメ科ソラマメ属。
- アフリカ北部、地中海、西南アジアが原産という説がある。イスラエルの新石器時代の遺跡からも出土され、4000年前にはエジプトで栽培されていた。
- 聖武天皇の時代(729~749年)にインドの僧侶、菩提仙那(ぼだいせんな)が中国を経て来朝した際、持っていた「王墳豆」の栽培を行基上人にすすめ、上人が武庫村(現尼崎市武庫)の岡(おか)治(じ)氏に試作させたのが「一寸そら豆」の起源とされている。
<種類>
- ファーベ
・イタリアのそら豆。日本では生食、サラダ用として販売されているが、ゆでてもよい。
・さやの長さが約30㎝、1つのさやに6~7粒入る。種子は2~2.5㎝で、種皮は淡緑色。
・柔らかくツルッとした食感。生で食べると青臭さがある。甘み、風味に富む。
・イタリアではチーズやワインといっしょに食べるのが定番。 - 一寸そら豆
・さやが大きく粒も大きい。全国的に現在のそら豆の主流。
・一つのさやに、粒の揃った豆が3入っているのがよい。
・「打越一寸」は九州南部で栽培されている一寸そら豆から系統選抜した品種
・「陵西一寸」は1927年に堺市の相良氏が「河内一寸」より改良。仁徳陵の西方にあった
ことから「陵西一寸」と名付けた
・「清水一寸」は、明治以後に「河内一寸」を交配・育成された愛媛の伝統野菜
▼そら豆(和歌山)
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