[野菜の学校](2) 白オクラ
<プロフィール>
- アオイ科トロロアオイ属。和名をアメリカネリ、岡蓮根ともいう。
- 原産地はアフリカ北東部。エジプトでは紀元前元年頃にはすでに栽培されていた。日本に導入されたのは、幕末から明治初期。当時は青臭さとヌメリが好まれなかった。1965年ごろから普及し始めた。
- 熱帯では多年草だが、寒さに弱いため日本では一年草になっている。
◇白オクラ
- 山口の白オクラの起源は、約70年前に海外から持ち帰ったものといわれる。
- 産地は長門市三隅。
- 断面が丸い丸莢で、果皮は淡緑白色、果肉は白くやわらかい。
- 県内では、7つの系統が確認されているが、三隅系統は最も粘りが強く食味がよい。
- 5月上旬から6月に直接畑に種をまき、7月上旬頃から収穫。大きくなりすぎると硬くなるので、長さ10 cmくらいの実を目安に10月まで収穫する。
- 肥大しても硬くなりにくいが、農家の高齢化、育苗の難しさなどから継承が危ぶまれている。県立日置農業高校が育成に取り組んでいる。
講師の内藤雅浩さんが紹介してくださった、白オクラ栽培の歴史。
- 1945年頃:終戦後、サイパンから帰国された方が、オクラの種を持ち帰る。その後、自家栽培用として地域に定着
- 1999年:県農業試験場が伝統野菜の調査を実施し、生産者から情報提供
- 2001年~:地元生産者を中心に試験栽培を開始
- 2002年:本格的な栽培が開始(生産者7戸)
- 2004年:生産部会が設立
- 2011年:藤田観光運営施設(椿山荘、大阪太閤園)で取扱い開始
南洋の島で飢えた日本兵が食べていたものの一つが、その辺に生えているオクラだそうです。「日本の各地に、戦地から持ち帰ったオクラが残っているのではないか」と内藤さん。
<栄養・効能>
- エネルギー30kcal、たんぱく質2.1g、ビタミンC11mg、食物繊維5.0g/100g(食品成分表:オクラより)。
- 山口県立日置農業高校によると、白オクラの粘り成分は普通のオクラの約3倍、ビタミンCは2倍あるとのこと。
- オクラ特有の粘りの成分はガラクタン、アラバン、ペクチンなどの食物繊維で、整腸作用やコレステロールを減らす働きがあり、血糖値の急上昇を抑えるため糖尿病予防にも効果がある。また、たんぱく質と多糖類が結合したムチンを含み、消化器や呼吸器の粘膜を保護して胃炎や風邪を予防する。
<基本調理法・料理例>
- 白オクラは普通のオクラよりも粘りが強いのが特徴。
- 柔らかくアクが少ないので生食に向いている。もちろん茹でて和え物やサラダにもよい。
- 乾燥と低温に弱いため、5℃以下になると低温障害を起こす。ポリ袋などに入れて野菜室で保存するとよい。
▽[野菜の学校]に届いた白オクラは、「ちょっと大き過ぎ」と講師の内藤雅浩さん。「本来の大きさなら、もっと粘ります」。
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コメント
お願い(みと・あかつかカンファレンス)*メディア対策室;安倍晋三 首相案件(刑事・民事責任追求)【メディア詐欺;共謀罪通報対象】
学術秘書
池田です。
記事の修正又は削除をお願いいたします。
修正又は削除が必要な記事の一覧、Googleキャッシュ検索の結果(site:vege.way-nifty.com ムチン)も併せてご確認ください。
https://www.google.co.jp/search?q=site%3Avege.way-nifty.com+%E3%83%A0%E3%83%81%E3%83%B3&oq=site%3Avege.way-nifty.com&aqs=chrome.2.69i57j69i58j69i59.8956j0j7&sourceid=chrome&ie=UTF-8
修正の際のポイントは、3つあります。
(1)「ムチン」という言葉を使うこと自体が誤り。
(「植物」の話をしていて、「ムチン」について語ること自体ナンセンスです。)
(2)「ムチン」と関連付けて語られてきた、夏バテ解消、スタミナ食材、疲労回復といった健康効果も全く根拠なし。
(「健康効果」は、ヒトや動物から分泌される「ムチン」本来の働きから想像された話であって、食べてどうこうの話ではありません。)
(3)「ネバネバの正体は『ムチン』」も誤り。
(「ムチン」は「糖たんぱく質」といわれますが、「植物の『糖たんぱく質』」はネバネバしていません。)
「(日本国内だけで)植物の粘性物質をムチンと呼ぶことの根拠や起源」が判明いたしました。
(「『mucin』と『mucus』の混同」ないし「『mucus』の誤訳」、
「『mucin』と『mucilage』の混同」ないし「『mucilage』の誤訳」が誤報の原因でした。
つまり、動植物の粘性物質をムチンと呼ぶ「学説」は存在しません。
http://acsec.jp/mucin.html
)
“フィッシャーの呪い撲滅キャンペーン”へのご理解、ご協力をお願いいたします。
http://acsec.jp/maffgo.html
全国の都道府県庁、自治体の対応状況については、こちらでご確認いただけます。
http://acsec.jp/soumugo.html
※参考:
[1]平成の大獄(へいせいのたいごく)|改元の礼:
大戸屋ホールディングスらによる公益通報者 看護師 中西京子さん襲撃事件
http://heisei.nokyoko.jp/
[2]虎の門外の変|家来たちは、子どもを殺した。:
岡本薫明 財務事務次官らによる公益通報者 看護師 中西京子さんに対するパワーハラスメント
http://toranomon.nokyoko.jp/
[3]和とは愛 オフィシャルサイト|希望:
http://nokyoko.jp/#hope
では。
この件に関するお問い合わせ先:
みと・あかつかカンファレンス事務局長
ラクトース研究班「いもいち2025」班長代理
有限会社学術秘書
本店営業部
池田剛士
〒311-4141
茨城県水戸市赤塚1-386-1-107
電話:029-254-7189
携帯:090-4134-7927
投稿: 池田剛士 | 2018年8月31日 (金) 19時36分
(令和の改新)「明治百五十年の大過」について【公共メディア元年】
(「ムコ多糖体」、「ムコ多糖(類)」、「コンドロイチン」、「ヒアルロン酸」も動物性の成分を指す言葉です。)
ネバネバ食品と聞いて思いつく物は、納豆・オクラ・山芋・もずく・めかぶ等ですね。
これらの食品のネバネバの正体は『ムチン』です。
https://www.kunitachiekimae.com/column/kenko/c201702/
※高橋書店
「からだにおいしい野菜の便利帳」/「もっとからだにおいしい野菜の便利帳」
当書籍は、重版時より以下の対応をいたしております。
「ムチン」の記載を削除し、含有する他の栄養素に関する情報を掲載
https://www.takahashishoten.co.jp/correction/26290/
https://www.takahashishoten.co.jp/correction/11530/
※2020.08.31『 ドーランド医学大辞典 第28版 』(日本語翻訳版)の1792ページの「 mucilage 」の項における、「 ムチン質 」という用語(記載)は、削除致します。
http://www.hirokawa-shoten.co.jp/news.php
※『新◆櫻井 総合食品事典』訂正について
https://www.dobun.co.jp/img/seigo/ISBN978-4-8103-0036-9.pdf
https://www.dobun.co.jp/shop/tkxcgi/shop/goods_detail.cgi?GoodsID=00000311
学術秘書
池田です。
資料をご覧いただき、可及的速やかにご対応(周知・伝達、普及・啓発)くださいますようお願いいたします。
資料:
1.ムチン奇譚:我が国における誤った名称の起源(2019年)
https://www.sbj.or.jp/wp-content/uploads/file/sbj/9701/9701_kaisetsu.pdf
2.公益社団法人日本食品科学工学会(2020年)
食品工業辞典(日本食品工業学会編、昭和54年第1版発行)の用語解説の訂正について
https://jsfst.smoosy.atlas.jp/ja/notices/71
3.JA水戸(2021年)
当組合「健康カレンダー2021」の掲載内容の誤りについて
https://www.mt-ib-ja.or.jp/news/post-7953.html
4.JA夢みなみ(2021年)
当JA「支店だより(2017年11月号)」の掲載内容の誤りについて
https://www.ja-yumeminami.or.jp/news/?id=85
では。
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公共メディア じゃんぬ
Common Sense, Jeanne
https://jeanne.jp
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株式会社はなもみ(法人番号:3050001008638)
代表取締役社長 池田剛士(携帯:09041347927)
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投稿: 池田剛士 | 2021年4月15日 (木) 12時45分