江戸東京野菜コンシェルジュ育成講座(7) 三鷹星野農園の寺島なす
▼星野直治氏
誰かに似てると思った。写真を整理していたらわかった。あ、ハンフリー・ボガードだ。
▼なす農園の星野直治氏
星野さんは野菜とすごく仲がいい。寺島なすのお話を聞いていると、親しい人のことみたい。たぶん、なす語やトマト語が話せるんだと思う。寺島なすについて、いろんな話をしてくださいました。
- この圃場はなすを作って10年目。入ると左側が寺島なす、右側は千両なす。連作障害が出ないように工夫している。
- 寺島なすの花は3節目につく。ふつうは4節目。それが寺島なすの特徴。
- 寺島なすは早く育つようにするほうがおいしい。長い間かけて大きくしたなすは皮がかたい。
- 家庭菜園の人は、苗を買うのは遅いほうがいい。隣で植えると気になって始めてしまうが、土が冷えているとうまく育たない。
- 土の温度が上がらないうちは、水は葉にかける程度で、根にはやらない。根腐れを起こしてしまう。
- 根を広げるように、肥料はできるだけ遠くにまく。
その他いろいろ。育てている人は、私よりもいろんなことがわかって、すごく勉強になったと思います。
▼寺島なすの花
花の中心に立っている黄色いめしべ。栄養が足りなくなると、小さく短くなって受粉できないのだそうです。「なすの花は無駄がない、というけど、栄養がないと子孫を残すよりも自分を守るんだね」と星野さん。
▼寺島なす
いろんなサイズの寺島なすが鈴なり。こんなに実がつくんですね。
「本来の寺島なすは鶏卵大」と大竹道茂先生。
で、「ことしは小さいうちに(青果会社が)持っていく」と星野さん。
収穫は大きさを見ながら一個ずつ。たいへんな作業です。
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