八百屋塾 (4) 東京産「寺島なす」
8月の[八百屋塾]のテーマはなす。江戸東京野菜の「寺島なす」も登場しました。ただ、今まで出合った「寺島なす」は、なす名人の星野直治さんや、井上誠一さんのお作。今回は向島から届いたなす、というので、ちょっとびっくり。向島に畑はありそうにないけどなぁ。
「寺島なす」の展示といっしょに「畑のない地域からの野菜出荷」を目標にしているという寺島・玉の井まちおこし委員会のチラシ「めざせ、中央市場!寺島なす復活プロジェクト」がありました。
下記はそのまとめ。
- 墨田区東向島はかつて地名を寺島といい、江戸の人々に新鮮な野菜を供給していた。そこで、畑のない墨田区で、「寺島なす」を復活させ、生産する活動「めざせ、中央市場!寺島なす復活プロジェクト」が始まった。
- 墨田区では、路地での園芸、マンションベランダなどでの家庭菜園が盛んなので、そこで「寺島なす」を作ってもらい、箱詰めし、最終的には中央市場への出荷をめざす。
なかなか志の高いプロジェクトです。
ただし、今回[八百屋塾]に届いた「寺島なす」は、このプロジェクトとは別。東向島(つまり昔の寺島)にある大喜青果さんが、江戸川区の農家さんの畑を借りて作ったもので、トレーサビリティもきちっとしています。「実際には、プランターで栽培したものは市場には出荷していません」とのことでした。
| 固定リンク
「グルメ・クッキング」カテゴリの記事
- こうち食べる通信08(2021.03.15)
- 真室川伝承野菜図鑑~雪国を耕す(2021.02.04)
- SEED VOL.18 (2021.01.28)
- パプリカペースト「アイバル」(2020.08.05)
- ティラミスチョコレート(2020.07.21)
「食」カテゴリの記事
- はじめまして牧野野菜です。(2021.08.02)
- こうち食べる通信08(2021.03.15)
- 真室川伝承野菜図鑑~雪国を耕す(2021.02.04)
- SEED VOL.18 (2021.01.28)
- パプリカペースト「アイバル」(2020.08.05)
「八百屋塾」カテゴリの記事
- 宴の野菜度 押上「よしかつ」(2019.06.28)
- ガイニマイナ&マゲニマイナ(2019.03.04)
- 後関晩生、ごせき晩生(2019.02.04)
- きのこブックス(2016.12.17)
- 八百屋塾 まだまだ、なす③グローバルな個性派(2015.07.21)
「伝統野菜・地方野菜」カテゴリの記事
- はじめまして牧野野菜です。(2021.08.02)
- こうち食べる通信08(2021.03.15)
- 真室川伝承野菜図鑑~雪国を耕す(2021.02.04)
- SEED VOL.18 (2021.01.28)
- 伊吹大根の「ぜいたく煮」(2020.06.30)
「野菜(果菜類)」カテゴリの記事
- パプリカペースト「アイバル」(2020.08.05)
- 福島秀史さんの畑 内藤かぼちゃ(2019.08.07)
- 福島秀史さんの畑 真黒(しんくろ)なす(2019.08.07)
- 福島秀史さんの畑 馬込半白節成きゅうり(2019.08.06)
- 大江戸味ごよみ 6月17(月)寺島なす(2019.06.17)
「江戸・東京野菜」カテゴリの記事
- かわさき菅の「のらぼう」-続(2020.04.20)
- 江戸東京野菜の「のらぼう菜」(2020.04.13)
- のらぼう菜づくしの蕎麦御膳(2020.04.12)
- 五日市の「のらぼう菜」(2020.04.07)
- 野良坊菜之碑(2020.04.05)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント