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2012年8月 3日 (金)

糠塚きゅうり

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青森に住む、江渡茂彦さんから、お電話に続き「うるいの花芽茎と旬の糠塚きゅうりを昨日送っておきました。」というメールをいただき、続いて糠塚きゅうりとうるいの花芽茎が届きました。

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糠塚きゅうりは以前にもいただいたことがあります。そのときの記事はこちら⇒糠塚きゅうり
宅配便を開けるとと、糠塚きゅうりの収穫をレポートする新聞(たぶん7月24日付)が入っていました。以下はその引用です。

ずんぐり成長 八戸伝統の味

 八戸市糠塚地区の地きゅうりとして知られる、糠塚きゅうりが収穫期を迎えている。祖父の代から作っている同地区の農業金浜一美さん(73)は、現在約150株を露地栽培している。23日夕、作業する金浜さんの手の先では、ずんぐりした約20㎝の実が次々と姿を現した。
 糠塚きゅうりの実は薄緑色で、下半分に粉を吹いたような白いしまがある。苦みのある味も特徴。県産業技術センター野菜研究所によると、江戸時代にシベリアから東北や北陸各地へ伝わった品種の末裔ともいわれる。
「40年ほど前には40~50軒あった」(金浜さん)という同地区の栽培農家は、いまや数軒で、多くが自家消費用という。
 伝統野菜として脚光を浴び始めた十数年前からは、同地区以外でも栽培する人が増え、スーパーにも並ぶようになった。
 その中で「糠塚生まれ糠塚育ち」のきゅうりに誇りを持つ金沢さん。スーパーへ行けない、近所のお年寄りのために、3年ほど前から自宅前で無人販売を始めた。「手間はかかるけど、おいしかった~と言われると、また来年も作りたくなる。体が続く限り作っていきたい」(大沢幸治)

山形の勘次郎胡瓜、山梨の翡翠瓜、青森の糠塚きゅうり…と華南・黒イボ系のきゅうりにお目にかかることが多いこの頃です。ときどき「きゅうりがまずくなった」という声を聞きますが、いまの主流である華北・白イボ系ではないところが注目されているのかもしれません。

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