鈴木さんの貴陽の果樹園
緑の木漏れ日からも逃れたいような、暑い暑い夏の日です。
最初に見学したのは、JAふえふき八代支所の貴陽作り名人、鈴木さんの果樹園。金網の戸を開けてなかに入ると葉っぱの密度はそれほどなく、案外明るい。実が不思議なくらいたくさんなっています。
鈴木さんは貴陽の棚栽培を最初に始めた人だそうです。背を低くして歩かないと、頭が貴陽にぶつかってしまいそう。ところどころに実はなく、葉っぱだけが茂っている部分があり、そこでは立つことができました。果樹園のなかでお話をうかがいました。
- 「貴陽」は「太陽」の枝変わり
- 3月から7回受粉して、何回も実をならす
- 5月には袋をかける
- マルチを敷くのは色づけと糖度
- 棚が低いのは、作業する人にあわせて
- 貴陽のおいしいのは波紋のような模様が入っている
- 果樹園の木はいちばん古いもので22~23年
- 若い木は暴れる。古い木のほうが実の充実度がよい
- ギャーギャー鳴いているのは鳥害を防ぐために録音した鳥の声
やっぱり。すごく手がかかっている。「芸術品のような」とよくいいますが、この貴陽もその一つでしょう。
鈴木さんは何か受賞するほどの方とのことですが、詳細は不明。ネットで調べればわかるだろう、と思ってそれ以上追求せず、調べてみたらありました。
2011年2月25日第12回全国果樹技術・経営コンクールで全国農業協同組合連合会経営管理委員会会長賞を受賞しておられます。フルネームもわかりました。鈴木東洋男さんです。
果樹園の貴陽を「食べていいよ」とおっしゃるので、どれにしようかなと探していたら、ひときわ大きい実をもいでくださった。傷がついているけれどそこを外せばおいしい、と。確かに、ジューシーで甘酸っぱい味が濃くて、いままで食べた貴陽でいちばん美味でした。
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