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2012年9月11日 (火)

[野菜の学校](6) 松山のライム

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[野菜の学校]の9月のテーマは愛媛・伊予野菜。伝統野菜もさることながら、愛媛ならではの産物がいろいろ揃いました。松山のライムもそのひとつ。

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ライムといえばジン。ジンライムやギムレット、ジントニック、ジンリッキーなど、見た目も透明でスッキリした味が好き。この頃はあまりいただきませんが、昔バーに行ったらジンライムは私の定番のひとつでした。海の男、海賊のイメージがするのもよかった。大航海時代のイギリス、海軍では下級兵士だけが壊血病にかかりました。その原因がフレッシュな野菜や果物を食べられず、ビタミンC不足になっていたことがわかり、船にライムを積むことになったのです。
最近はタイやベトナムの料理でよくライムに出会います。お酒だけでない使い方もいいものです。
今多く出回っているのは、メキシコ産の輸入ライム。国産ライムが登場すれば、きっと注目されるでしょう。

近藤路子さんのお話をまとめると以下の通り

  • 松山市のかんきつ農家は、「温州みかん」や「伊予柑」から、「せとか」「紅まどんな」「カラマンダリン」への転換がすすめられている。「ライム」はそのひとつとして栽培が推進されている
  • 松山産ライムの特徴は、新鮮さ。輸入ライムに比べるとやや小さめだが、果汁たっぷりで、見た目より重い
  • 収穫時期は、露地で10月中旬~11月上旬、ハウスでは8月~
  • 20,000本の苗木を増殖し、9,000本の苗木を約200人に分譲。2012年から本格的に収穫
  • ライムの輸入量は年間約2,000トン。松山市全体で輸入量の約15%、300トンの日本一を目指している

▼ライムは、久万高原町の金糸瓜といっしょに使いました。
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▼金糸瓜のシロップ煮
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ちょっと前のベジマルシェセミナーでお目にかかった金糸瓜のデザートをアレンジしました。シロップに、ゆでてほぐした金糸瓜を入れ、ひと煮立ちさせて、そのまま冷ましたものです。セミナーではレモン風味でしたが、ライムで。

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コメント

クサマ様

いつもブログを拝見し勉強させてもらっています。今回、ライムの記事があり、たまたま太田市場の松孝さんからキャビアライムを頂いたばかりだったので、クサマ様にはあまり珍しくはない物かとも思ったのですが、送りました。箱に隙間があったので、岡山産の「桑のみのジャム」と高知産の「あわせしょうが」が冷蔵庫にあったので同梱しました。
いつも参考になる情報をありがとうございます。
大洋水産 小野田

投稿: 大洋水産 岡山営業所 小野田 | 2012年9月24日 (月) 17時54分

■小野田さま
過分なお褒めのことばをちょうだいし恐縮です。
キャビアライムって、珍しいものですね。ネットで調べてはじめて知りました。
そのほかもいろいろありがとうございます。楽しみに待っています。

投稿: クサマヒサコ | 2012年9月24日 (月) 21時46分

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