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2012年10月28日 (日)

くりまさり

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よこはま青果塾藤岡輝好委員長からのいただきもの。神奈川県平塚市の地域特産作物としてわずかに栽培されているという、貴重なさつまいもです。昨年、イベント「しながわ夢さんばし」に参加し、「イモのチカラ」というショップを開いたときも、藤岡さんがもってきてくれました。

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「くりまさり」というネーミングは、味が「栗より勝る」から。紅あずまに比べて甘さが上品で、栗的なホクホク感も胸がつかるほどではない。それに、姿が細長いので(私は)輪切りにして使いやすい。りんご、レーズンといっしょに煮ました。

ネットに来歴が出ていました。

  • 1949年 九州農業試験場指宿試験地で兼六を母に農林7号を父として交配
  • 1950年 関東東山農業試験場千葉試験地で実生した材料の1系統
  • 1954年 関東39号の系統名で関係都県に配布、 地方適否生産力を検討し、早堀生食用専用種としてすぐれた特性が認められた
  • 1960年 「くりまさり」として品種登録

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「くりまさり」は、以前は盛んに栽培されたそうですが、病気に弱く栽培に手間がかかる上、色が薄く、形が揃わず、曲がっているので、次第に減っていき、現在は27戸の農家が約6ヘクタールほどで作っています。加工用として出荷され、一般には出回らない時期が長く続いたのも「幻」といわれるゆえんだそうです。

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