イワテヤマナシ
あ、これ「梨の来た道」にぜったい出てる!と思って出してみたら、ありました。以下はその抜粋
- 東北地方に昔からあったナシの大木、その代表がイワテヤマナシ
- 大正時代の記録に「昔は山からナシの木を掘ってきて、宅地のまわりに植えて火災予防にあてたという。岩手県上閉伊郡にある昔からの栽培ナシをみると、果実の大きさこそ違うが、全部イワテヤマナシの純粋な系統ばかりだ」と出ている
- どこにも栽培の跡はない。利用された形跡だけが残っている。やはり野生種である
- 九戸郡山形村には300本以上のイワテヤマナシの自然木がある(これ、いまもあるのかしら。見てみたい)
- 熟機が来て果実が落ち始めると芳香が漂い始める。そうなると甘くなりおやつとして食べたが、かたくてザラザラしていて、口にカスが残った(確かに)
- 焼酎漬け、ジャムなどが一般的な利用法(私はお友だちに分けた。残りはみんな生で食べちゃいました)
- 村おこしにジュースにするプランがあったが、かたさとザラザラ感が問題になり、不作のときの材料確保もむずかしいので取りやめになった
- イワテヤマナシの木がある場所として、葛巻町、玉山村、岩泉町の名前が出ている
- イワテヤマナシはずっと人々の身近にあった果実。雪や寒さに負けず、淡々と生き続けてきた強さがある
このイワテヤマナシがなっていた木も、古くて大きいんだろうか。会いたいなぁ。
小さくて食べるところはあまりないのですが、香りが強くて、甘い。ザラザラしているし、口には繊維が残るけれど、私たちの味覚を作っている、食の記憶にあるナシ。それを食べることができた。とても貴重な体験でした。
| 固定リンク
「グルメ・クッキング」カテゴリの記事
- こうち食べる通信08(2021.03.15)
- 真室川伝承野菜図鑑~雪国を耕す(2021.02.04)
- SEED VOL.18 (2021.01.28)
- パプリカペースト「アイバル」(2020.08.05)
- ティラミスチョコレート(2020.07.21)
「食」カテゴリの記事
- はじめまして牧野野菜です。(2021.08.02)
- こうち食べる通信08(2021.03.15)
- 真室川伝承野菜図鑑~雪国を耕す(2021.02.04)
- SEED VOL.18 (2021.01.28)
- パプリカペースト「アイバル」(2020.08.05)
「果物(梨・りんごなど)」カテゴリの記事
- くだものの秋(2017.11.02)
- 新王と新美月(2016.10.03)
- 果樹楽園 うばふところ(2016.10.02)
- リーガル・レッド・コミス(2016.10.01)
- 西洋なしフォーラム「ジェイドスイート」(2016.09.30)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント