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2012年11月 6日 (火)

イワテヤマナシ

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青森の江渡茂彦さんが送ってくださった珍しいくだもの、野生の日本なし「イワテヤマナシ」です。

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あ、これ「梨の来た道」にぜったい出てる!と思って出してみたら、ありました。以下はその抜粋

  • 東北地方に昔からあったナシの大木、その代表がイワテヤマナシ
  • 大正時代の記録に「昔は山からナシの木を掘ってきて、宅地のまわりに植えて火災予防にあてたという。岩手県上閉伊郡にある昔からの栽培ナシをみると、果実の大きさこそ違うが、全部イワテヤマナシの純粋な系統ばかりだ」と出ている
  • どこにも栽培の跡はない。利用された形跡だけが残っている。やはり野生種である
  • 九戸郡山形村には300本以上のイワテヤマナシの自然木がある(これ、いまもあるのかしら。見てみたい)
  • 熟機が来て果実が落ち始めると芳香が漂い始める。そうなると甘くなりおやつとして食べたが、かたくてザラザラしていて、口にカスが残った(確かに)
  • 焼酎漬け、ジャムなどが一般的な利用法(私はお友だちに分けた。残りはみんな生で食べちゃいました)
  • 村おこしにジュースにするプランがあったが、かたさとザラザラ感が問題になり、不作のときの材料確保もむずかしいので取りやめになった
  • イワテヤマナシの木がある場所として、葛巻町、玉山村、岩泉町の名前が出ている
  • イワテヤマナシはずっと人々の身近にあった果実。雪や寒さに負けず、淡々と生き続けてきた強さがある

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このイワテヤマナシがなっていた木も、古くて大きいんだろうか。会いたいなぁ。
小さくて食べるところはあまりないのですが、香りが強くて、甘い。ザラザラしているし、口には繊維が残るけれど、私たちの味覚を作っている、食の記憶にあるナシ。それを食べることができた。とても貴重な体験でした。

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