「横浜クロニクル」の藤岡輝好さん
彼の話を読んで、そうか! と思ったのは、「横浜の農家は、生産品をどこへ出そうと自由」という話。市場とか、農協という縛りがない。
これ、すごくユニークじゃないかしら。それに、農家にいろんなチャンスがあるという意味でも、とても大事。買う人がいれば変わった野菜も作れるし、少量でもいい。農と食が近くなると思います。横浜の他にも自由なところはあるのかもしれませんが、少なくとも東京はJAがけっこう強い印象があります。
横浜の農業は、無理なく「地産地消」してそのメリットをいかしているようです。
- 消費地がすぐそばだから輸送に時間とコストがかからない。新鮮なものが、輸送コストをかけずに届く。
- 農地と住宅地が近接しており、大量の農薬は使えない。
- 露地野菜が多く、ハウスものよりも太陽をたくさん浴びて育っており、チカラがある。
◆◇◇◆
締めくくりの「消費者は風評に惑わされずに賢くなろう」という話に、「そうだッ! その通りッ!!」と、拍手したくなりました。
その部分を引用すると
福島産の野菜は、いまいちばん安全だと思いますよ。厳しいが上にも厳しい検査を経たものだけが市場に出ています。風評に惑わされ、結果的にどこの国でどう作られたかわからないものを食べるより、私は福島産をおすすめしますね。
以前の[八百屋塾]で、藤岡さんが「消費者が本当の意味で賢くなるように支援したい」と話していた記憶があります。。私も消費者に賢くなってもらいたい。感情に流されずに、冷静に科学的に考えて判断し、行動してもらいたい。それで、いろんなことが少しよくなります。何よりも消費者の利益につながります。私自身のシゴトの一つ、と思っています。
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