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2013年8月24日 (土)

「横浜クロニクル」の藤岡輝好さん

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[野菜の学校]で、藤岡輝好よこはま青果塾委員長からいただきました。横浜信用金庫創立90周年を記念して出版された「ハマの暮らしの年代記-横浜クロニクル」という冊子です。

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前書きには「横浜を歴史的な視点で、さまざまな角度からとらえる試み」とあり、まず最初に「農業都市」としての横浜が紹介されています。そこで登場するのが藤岡さんです。
 
彼の話を読んで、そうか! と思ったのは、「横浜の農家は、生産品をどこへ出そうと自由」という話。市場とか、農協という縛りがない。
これ、すごくユニークじゃないかしら。それに、農家にいろんなチャンスがあるという意味でも、とても大事。買う人がいれば変わった野菜も作れるし、少量でもいい。農と食が近くなると思います。横浜の他にも自由なところはあるのかもしれませんが、少なくとも東京はJAがけっこう強い印象があります。
 
横浜の農業は、無理なく「地産地消」してそのメリットをいかしているようです。
  • 消費地がすぐそばだから輸送に時間とコストがかからない。新鮮なものが、輸送コストをかけずに届く。
  • 農地と住宅地が近接しており、大量の農薬は使えない。
  • 露地野菜が多く、ハウスものよりも太陽をたくさん浴びて育っており、チカラがある。
 
                  ◆◇◇◆
 
締めくくりの「消費者は風評に惑わされずに賢くなろう」という話に、「そうだッ! その通りッ!!」と、拍手したくなりました。
その部分を引用すると
 
福島産の野菜は、いまいちばん安全だと思いますよ。厳しいが上にも厳しい検査を経たものだけが市場に出ています。風評に惑わされ、結果的にどこの国でどう作られたかわからないものを食べるより、私は福島産をおすすめしますね。
 
以前の[八百屋塾]で、藤岡さんが「消費者が本当の意味で賢くなるように支援したい」と話していた記憶があります。。私も消費者に賢くなってもらいたい。感情に流されずに、冷静に科学的に考えて判断し、行動してもらいたい。それで、いろんなことが少しよくなります。何よりも消費者の利益につながります。私自身のシゴトの一つ、と思っています。
 

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