野菜の学校(3) 畑(はた)なす
以下は、先生のお話と資料の抜粋
- 本合海という地区はは最上川が大きくうねり、川に囲まれるように位置しており、川風が強い。
- この地区では灌漑設備ができるまではお米を栽培することができず、畑の作物で生計を立てていた。当時は「畑なす、畑瓜、畑芋の子」といわれるほど、野菜の産地として有名だった
- 畑なすのタネは寒さに強く、春先に蒔かれて夏に向けてじっくりと幹を太くし、葉を広げて育っていく。連作ができず、4年間場所をずらしながら栽培される
- 果皮がしっかりしていて傷つきにくく、収穫後1週間くらい日持ちする
- 料理は焼きなすが一般的。地元では、四角く切って炒り、みそとしそで味付けする「なす炒り」にして食べるほか、みそ漬けにする
- 加熱しても形がくずれず、実がしっかりしている。甘くトロリとした食感。
- 自家採種しよいタネと苗を交換しながら、自家用として各家庭で栽培されてきた。現在の生産者は15人程度。出荷は6軒。
今回の畑なすは、果菜里屋の高橋芳江さんが取り寄せてくれた、柿崎繁雄さんのお作。柿崎さんご夫妻は[八百屋塾]にいらしたご縁で、こちらからも出かけて行き、お目にかかったことがあります。上の写真はそのときのものです。
柿崎さんは食堂を経営しています。そこへ江頭先生がいらして、畑なすを伝統野菜と認定してくださった、と話してくれました。
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