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2013年10月15日 (火)

野菜の学校(5) 吉川なす

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10月の[野菜の学校]のテーマは福井伝統野菜。「吉川なす」は終盤と聞きましたが、相変わらず美しい。

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「吉川なす」は、山形大学の江頭宏昌先生が最上伝承野菜「畑なす」の原型ではないかとおっしゃっています。
パンフレットには「1000年以上の歴史があり、賀茂なすの祖先ではないか」と。賀茂なすについては、大和丸なす祖先説を聞いたことがあります。いずれも、京都の近くで栽培されている、みごとな丸なす。どちらが祖先であっても不思議ではありません。

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▽配付資料、ネット情報をまとめてみました
  • なすが渡来したのは8世紀以前と思われ、正倉院文書に「天平勝宝2年(西暦750年)6月21日藍園茄子を進上したり」との記録がある。
  • 丸形のなすは、関西から日本海の地域を中心に栽培が広がった。丸なすには「巾着」、「芹川」という品種があり、その分系に「吉川(きっかわ)」という品種がある。現在の吉川なすがこの品種を指すのか、あるいは昔から鯖江市の旧吉川村で在来品種として作られていたことからその地名を命名したのかは定かでない。
  • 栽培の歴史はかなり古く、諸形質の類似性および地理的・文化的なつながりからみて、京都の「大芹川」(賀茂なす)とは類縁関係にあるとみられている。
  • 旧吉川村は、日野川の支流である天王川流域に位置し、川の氾濫で肥沃な土砂が堆積した土地。本格的に栽培されたのは昭和17~18(1942~43)年ごろから。一時は現在の福井県鯖江市で多く栽培されていたが、近年になって栽培農家は市内一軒だけとなり、継承も危ぶまれるようになった。
  • 鯖江市は農家有志と「伝統野菜等栽培研究会」を立ち上げ、吉川なすを守り続けた最後の農家から種を譲り受けて、栽培に取り組んでいる。初年度は約1000個出荷達成。認知度は徐々に上がってきている。年間3000個出荷を目指し活動している。

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