野菜の学校(9) 富津(とみつ)金時
▽以下は資料から
- 富津地区は丘陵地。赤土を含む砂地で水はけがよく、保水性と通気性が絶妙にバランスしている。海からの強い風が吹くが、北陸地方の中でも温暖で、夏の日照時間が長い。
- 富津甘藷組合の組合員は全員がエコファーマー。徹底した土づくりを行い、3年に一度畑を休ませるという。
- 収穫時期は8月下旬~11月上旬だが、キュアリング貯蔵し周年出荷している。キュアリング貯蔵とは、土付きのいもを35℃、湿度95%以上の室内に約90時間置き、その後、一気に12℃まで温度を下げて湿度を85%にして保存する。表面が蓋をするようにコルク化することで、最適な水分量を含ませたまま長期間、味を維持できる。
- 品種は「金時・高系14号」。徳島の鳴門金時、高知の土佐紅芋、紅さつま、ことぶきなどと同系統。「富津金時」は適度な水分を含み、しっとり、ほくほくしている。甘みも強い。
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