宴の野菜度 銀座YAMAGATA San-Dan-Delo
◇ヤマガタサンダンデロで、奥田シェフのお食事会があると聞いて出かけました。奥田さんとアロマクリエーターのSexy&Romaticなアロママジックとは???
◇まず、アロマクリエーター理恵さんのプレゼンテーション「セクシー&ロマンティックなスパイス」。味覚決定因子の80%が嗅覚なのだそうです。ひとつひとつの解説とおいしさに関与する要素というお話が面白かった。
- ディル
セリ科のさわやかな香りで、英語のDill=なだめる、和らげるという意味。中世ヨーロッパでは魔術師や魔女のまじないの材料で、媚薬として用いられた。アニス、フェンネルなども同様の効果あり。
- シナモン
エキゾティックで暖かみのある香りが、気持ちと心を温め、催淫作用をもたらす。幸運を高め、身を守るものとして重用された。
- キャラウェイシード
さわやかな香りとほのかな甘味がある。人やものを引き留めておく力がある。恋人の心を引き留め、愛情を永続させるロマンティックな魔力があるので、惚れ薬に欠かせない。
- クミンシード
中世のヨーロッパでは、クミンは恋人の心変わりを防ぐものと信じられ、恋人が結婚式を挙げるとき、ポケットに忍ばせてのぞむ風習があった。
- ジンジャー
刺激的でスパイシーな香りがさまざまな国での媚薬食品とされている。おいしくて体が温まるから、とか。催淫作用、高揚作用が得られる。ブラック別派ーやカルダモンとブレンド。
- クローブ
花言葉は「高貴、神聖」で、オイゲノールを多く含有する。古代より浄化力を持つと信じられていた。アロマでは、媚薬効果あり。
- フェネグリーク
古代エジプト時代の媚薬。香りがセロリに似ている。マメ科の植物の多くには女性ホルモン様作用があることが知られていて、母乳の分泌促進などに使用されていた。血糖値低下、糖尿病予防、体脂肪を減らす。
◇お料理は、奥田さん流にセクシー&ロマンティックなスパイスを効かせて。
「テリーヌ+ぶどうの皮」を食べてワインを飲むとワインの味がランクアップする、と奥田さん。この「焦がしたぶどうの皮」がセクシー&ロマンティックらしい。うーむ、よくわからなかった。
ソースにジンジャーが入っています。
たまねぎは2時間焦がさないようにソテーしたもの。スープのない「ヘルシーなオニオングラタン」だそうです。オニオンがシャキッとしていて、すごく甘い。使われているスパイスはキャラウェイ。
ハタハタと平田赤ねぎの色がきれい。スパイスはクミン。
これは牡蠣がセクシー&ロマンティックなのだそうです。
「わんぱく卵」ってどこかでみたことがある。「フクモリ」かな。スパイスはフェンネルシード。
いろいろなスパイスが入っているそうですが、クミンが主張していました。
やっぱり、ここはクローブでしょう。
◇この場合あまり意味ないかも、だけど、野菜度は★★★
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