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2014年1月18日 (土)

野菜の学校(2) 能登の里山里海は世界農業遺産(GIAHS)

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1月の[野菜の学校]は能登がテーマです。その伝統野菜を育んだ里山と、郷土食の中で出合う里海が世界農業遺産に登録されました。ここには、次世代へ伝えていくべき貴重な遺産があると認められた、ということです

▽世界農業遺産(GIAHS)とは
  • G=Globally……世界的に
  • I=Important……重要な
  • A=Agricultural……農業の
  • H=Heritage……資産(遺産)
  • S=Systems……システム
の頭文字をとってGIAHS(「ジアス」と読みます)は、2002年、FAO(国連食糧農業機関)が、生物多様性や景観を守る伝統的な農業を「人類の資産」として守ろうと創設。その中には地域での習慣、儀式、祭典などの文化も含まれます。システムだからね。
 
▽世界農業遺産の認定基準は以下の5項目
  1. 食料と生計の保障
  2. 生物多様性と生態系機能
  3. 知識システムと適応技術
  4. 文化、価値観、社会組織(農・文化)
  5. すぐれた景観と土地・水資源の管理の特徴
▽能登が認定された理由
  • 農業では、棚田、ため池、それらをつなぐ水路、漁業では海女さんや定置網など、昔から土地に合わせて行われており、こうした多様な農林漁業がいまも生業として営まれていること。
  • 農林漁業の中から生まれた祭礼「キリコ祭」や「あえのこと」、揚浜式塩田など、伝統的な生活文化が残っていること。
  • 日本の原風景ともいわれる、里山里海の美しい風景が広がっていること。
  • 他の地域ではみられなくなった多様な生物が生息していること。
なかでも「あえのこと」にもてなしの原点がある、と宇野先生。
「あえのこと」は、ユネスコ無形文化遺産に登録されている行事です。あえ=饗、こと=神事を意味しており、家に迎えた田の神に、その秋に収穫した新しい穀物を供えて感謝し、翌年の豊作を祈願します。
一家の主人が、目の不自由な田の神を、苗代田から家へ案内して、あたかも神がそこにいるかのように、お風呂に入れ、海や山のごちそうでもてなすのだそうです。そのホスピタリティ、ユニバーサルサービスにはもてなしの心と祭が生きている、能登の風土が現れている、ということでしょう。
それを表す「能登はやさしや土までも」という言葉があるそうです。でも、私には「能登の七尾の冬は住み憂き(凡兆)」というイメージ(実は誇張らしいが…)があって、土までやさしいとは意外でした。
 
 

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