野菜の学校(4) 木引(こひ)きかぶ
- 「平戸木引の特産にして、形状普通の蕪青と異なり、円錐形をなし、根部の上部赤色なり。肉質粗、柔軟にして、根部肥大せざる前塩漬けとするか生食に適する」という記録がある。
- 「平戸のお殿様が旅の途中このかぶの料理を召しあがり、あまりに美味しかったので持ち帰ってきた」という伝説がある。
- 『平戸郷土史』によると、1914年に採種組合が組織されたという。
- オランダ商館でオランダ人が栽培していたという説もある。
- 熊澤三郎著『蔬菜園芸各論』では、「長崎赤かぶ」は「木引かぶ」を移したものとされ、青葉髙著『野菜』(法政大学出版局)によると、円錐形で牛の角のように曲がりやすく、その他の形質は「長崎赤かぶ」に似た洋種の品種。福岡県糸島郡志摩町芥屋(けや)で栽培される「芥屋かぶ」も似ている、という。
- 正月の菊花かぶとして親しまれてきた
- 生食や漬けものに向く。やわらかくてクセがなく、酢で和えると美しい紅色に染まる。若い間引き菜は浅漬けやごま和え、白あえに。
▼青葉高先生の本に出てくる福岡の「芥屋(けや)かぶ」
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コメント
とても魅力的な記事でした。
また遊びに来ます!!
投稿: 株の初心者 | 2014年2月23日 (日) 11時41分