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2014年2月13日 (木)

野菜の学校(9) ザボン

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ザボンは、江戸時代にジャワから長崎にやってきました。 長崎市西山本町にある西山神社には、そのタネから生長したという木の3代目が生えているそうです。

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ザボンはブンタンの仲間です。ブンタンは「文旦」の日本語読み、ザボンは第2次世界大戦前は「ジャボン」と呼ばれていたとか。文旦貿易に関与した「ジアブンタン(謝文旦)」の略とも、ポルトガル語のzamboaから転じたともいいます。

ザボンは、果皮と実のあいだの白いアルベド部分を砂糖漬けにして食べるためのフルーツ、ということを初めて知りました。確かに皮が厚く、総重量の半分以上くらいあるかもしれないけれど、第一目的は実を食べることで、残った部分を加工して食べるのはおまけのようなものかと思っていたのですが…。
 
かつて、長崎ではどの家庭でもこの砂糖漬けを作り、おやつにしたとのこと。さすが長崎です。出島から砂糖がふんだんに入ってきたので、「長崎」イコール「砂糖」を意味すると聞きました。たとえば、お菓子が「長崎から遠い」といわれたら「砂糖が足りない」ということ。「長崎のザボン」といえば、そのまま「砂糖漬けのザボン」を意味するわけです。
 
▼以下は配付資料から
 
■西山神社(妙見宮)略記
 
御祭神
  • 天之御中主大神・高皇産霊大神・神皇産霊大神(造化三神)
  • これで「あめのみなかぬしのおおかみ たかみむすびのおおかみ かんみむすびのおおかみ」と読む。天地創造の神さまで仏者の所謂妙見大菩薩(ということは、ここは神さまと仏さまが同居している神社のようです)
沿革由緒
  • 寛文7年(1667年)ジャワ(現在のインドネシア)からザボンの種子が唐船船長・周九娘により草拙に伝えられ境内にその種子を播いたところ見事に成長し、その元木の種子が各地に播かれ長崎近郊は勿論 島原半島・鹿児島地方までザボンが産出されるようになったが、現在元木の三代目(樹令120年)・四代目の樹がなお枝を張っており歌で知られた「長崎ザボン」の発祥地である。
■長崎のザボン売り
 
作詞:石本美由起
作曲:江口夜詩
 
鐘が鳴る鳴る マリヤの鐘が
坂の長崎 ザボン売り
銀の指輪は どなたの形見
髪に結んだ リボンも可愛い
可愛い娘 あああ 長崎のザボン売り
 
風がそよそよ 南の風が
港長崎 ザボン売り
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呼べば見返える 微笑みかける
誰も見とれる えくぼの可愛い
可愛い娘 あああ 長崎のザボン売り
 
星がキラキラ 夕べの星が
夢の長崎 ザボン売り
黒い瞳の 夢見る笑顔
ゆれるランタン 灯影に可愛い
可愛い娘 あああ 長崎のザボン売り
 
  • 昭和23年(1948年)、北原白秋の詩「朱欒のかげ」と「人影つくり」にヒントを得て「ザボン娘」をイメージして作詞。
  • 歌がヒットした当時、長崎にはザボンは見あたらなかった。大正5年(1916年)に害虫が発生、他のかんきつ類への影響を心配した市当局が市内のザボンの木を伐採したため、皆無の状態。長崎を訪れた観光客から観光案内所に苦情がでる始末。ほどなく駅前広場に、鹿児島県阿久根から持ち込まれたザボンが並べられ、“ザボン娘”も登場。県内産ザボンも次第に増え、長崎の特産品になる。
 
▼ザボンをカットして試食

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▼ザボンdeショコラ

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  • ザボンの砂糖煮をチョコレートで包んだもの。
  • 原材料:長崎ザボン、グラニュー糖、カカオマス、カカオバター、ココアパウダー、香料、乳化剤(大豆由来)
  • 製造者:有限会社あじさい 長崎県諫早市多良見町木床1287-10 TEL 0957-43-5856
 

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