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2014年3月14日 (金)

野菜の学校(12) 北海道野菜 たまねぎの食べくらべ

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[野菜の学校]3月の食べくらべは、たまねぎ! 生のたまねぎを食べくらべるのはけっこうツラい。
「どうする? ホントに生で比べる?」「感覚が麻痺しちゃうよ。比べられるかな」「でも、加熱するとどれも甘くなる」といつも議論になるのですが、今回は講師から「カットしてから時間をおけばダイジョーブ」というおすすめもあり、決行しました。
教室に入る前、エレベーターのなかも生のたまねぎの匂いというくらい強いので、みんなタイヘンだったと思いますが、生の方が特徴がわかった、という意見もあり、ちょっとホッとしました。
 
比べたのは、「札幌黄」とF1種の「トヨヒラ」「北もみじ2000」
 
▼生
3_2
タテ切りとヨコ切りにスライスして2時間程度おいたもの
 
▼焼き
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皮つきのまるごと1個をオーブンで焼き、4等分したもの
 
▼札幌黄
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  • 1877年、札幌農学校に赴任したブルックス博士がアメリカから伝えた「イエロー・グローブ・ダンバース」が改良されたもの
  • 病気に弱く、不揃いで、日持ちがしないことなどさから、生産量が減り、「幻のたまねぎ」ともいわれる
  • 肉厚で、熱を加えると甘味と柔らかさが増す。
  • 2007年、「食の世界遺産」といわれる、スローフード協会国際本部(イタリア)の「味の箱舟」に認定された。
 
▼トヨヒラ
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  • 1996年度に農林登録された、柔らかくマイルドな辛みのF1品種
  • 北海道のたまねぎは肉質が硬く辛味が強い傾向が指摘されているが、「トヨヒラ」はサラダに適し、秋播き品種に近い肉質と高い貯蔵性を兼ね備えている
  • 「さらら」の商品名でも販売
▼北もみじ2000
20002
  • 2000年を記念して命名されたF1品種
  • 「北もみじ2000」と「スーパー北もみじ」で北見地方のたまねぎの6割強の生産量
  • 「北もみじ2000」は、中晩生で皮付き、色、ツヤの良い高貯蔵性品種。極めて高い貯蔵性があり、年明け5月頃まで出荷可
  • 「スーパー北もみじ」から「北もみじ2000」への移行が進んでいる
 

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