ランチの野菜度 長浜市「成駒屋」
▲焼き鯖そうめん
◇山かぶらの余呉からの帰途
長浜駅で下車&観光。このあたりは、NHK大河ドラマ「黒田官兵衛」が関係している土地らしく、一帯が黒田官兵衛まつり状態でした。
◇成駒屋
駅の観光ガイドで教えられたお店です。長浜市は黒壁スクエアを中心にした街おこしで知られていますが、その賑わいが周囲へなかなか波及しにくい状況にあるようです。
成駒屋は創業明治20年(1887年)、ということは約130年前。歴史があるだけでなく、お味もサービスもいいお店ですが、駅から近く、黒壁スクエアからはちょっと離れています。観光客よりも、地元の人に昔から愛されてきたお店でしょう。観光ガイドが「いちおし」というのもわかります。
◇いただいたお料理
「焼き鯖そうめん」は決まっていたのですが、「焼き鯖そうめん定食」にするとご飯とおつゆがついてくる。そうめんだけでいいよね。ご飯はいらないね。いや、びわますの握りが食べたい。ということになり、一人前5貫(1080円)のところを、6貫握ってもらった。なので計算が半端になった。正確にはいくらだったか不明。
◇長浜名物 焼き鯖そうめんとは…?
テーブルに置いてあった解説によると
その昔、日本海で獲れた鯖をびわ湖西岸を通り京都へ運ぶ道中を“鯖街道”と名付けられました。長浜へも鯖街道の支流が延び、焼鯖そうめんとして郷土料理が自然にうまれました。また、この湖北地方には「五月見舞い」といって、農家に嫁いだ娘のもとへ春の田植えの農繁期に家事や農作業におわれる娘を案じ、実家から焼鯖を届ける風習があります。その焼鯖とそうめんを炊き合わせ手軽に食べられることから農繁期の定番の郷土料理になりました。さらに、長浜では太閤秀吉さんにちなんだ「長浜曳山まつり」の時に客人をもてなすハレの日のご馳走でもあります。 「焼鯖そうめん」は娘を思いやる親の愛、大事なお客様へのおもてなしの心がこもった伝統の郷土料理なのです。
私の知っているにゅうめんにしてはおつゆが少ない。この地域の食べ方なのかしら。そういえば「揖保乃糸」はこの近くにある。関係あるかな。
びわますは琵琶湖の固有種、サケ科。サーモンに似た、トロリと脂ののったにぎり寿司
◇ランチの野菜度
野菜はほとんどなく、「焼き鯖そうめん」の薬味のねぎと「びわますの握り」のわさびくらい。なので、☆☆☆☆☆に近い★☆☆☆☆。こんなことめったにない。
■成駒家
滋賀県長浜市南呉服町5番25号電話番号:0749-62-3031
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