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2014年6月13日 (金)

[野菜の学校]伝統野菜の可能性-流通業からの報告

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日本の有機農業のパイオニアで宅配サービス大手の「大地を守る会」は、伝統野菜を宅配しています。伝統野菜は揃いが悪く、収量も収穫時期も安定しないので市場流通にはむずかしいとされるのに、あえて扱うのはなぜなのでしょうか。

(株)大地を守る会取締役の長谷川満氏が「流通業からの報告---大地を守る会が取り組む伝統野菜」でお話しくださったのは、NPO野菜と文化のフォーラムを創設した「野菜の神さま」こと江澤正平先生との対談で語られる、タネの問題への取り組み。そのバックグラウンドには、大地を守る会の使命(ミッション)があるといいます。
  • 日本の第一次産業を守り育てること
  • 人々の生命と健康を守ること
  • 持続可能な社会を創造すること
■その対談の記事を、当日の資料としてお配りしました。以下は、そのなかから特に印象的なフレーズ2つ。
 
  • 江澤
    ジーンバンクや種苗会社が保管している在来品種の種は、正倉院の宝物と同じなんです。食べ物として存在していないんですね。栽培して、それを食べるということ、生活のなかにその品種が生きているということが大事だと思う。 
  • 長谷川
    決して昔はよかったというノスタルジックな気持ちじゃないんです。積極的に未来のことを考えて、地域の条件に合ったちゃんと育てられる作物を守っておかないと、取り返しのつかないことになるんじゃないかって思う。いま残っている品種は、それなりの自然淘汰を潜り抜け、その土地土地の人の健康を維持してきた作物ですからね。
 
■そして、伝統野菜の宅配までに5年間の準備
  • 1998年 「種プロジェクト」を立ち上げ、市場から消えた品種掘り起こしと現状を調査。
  • 2003年 宅配会員向けに在来種セットの供給を開始。企画名称「とくたろうさん」。
  • 2013年 「日本むかし野菜」に名称を変更し、会員外への紹介をしやすくした。
■いま、「日本むかし野菜」として届けられています
  • 取り扱い基準は、固定種で自家採種できる野菜(山菜類、果実類も含む)。
  • 登録制が基本で毎週届ける。
  • セット価格は上限が648円。現在1000セット位登録。
  • 全国40の生産者グループと契約している。
  • 届ける野菜には生産者のメッセージカードが入り、食べ方などが書いてある。
  • 価格は通常の有機野菜より少し高めに設定し、規格も通常規格より緩めている。
 

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